様々な船に無人運航システムを提供するエイトノットの木村裕人CEOの言葉に、感動しました
曰く
"今、 多くの人にとって、船という乗り物自体が非日常の体験だっていう風に #まあすごく感じてます。
で、これもともと私が海大好きで、船も大好きでっていうところになるとですね。ちょっとやっぱり寂しい悲しいんですよね。
なので我々は自立航行技術というものを通じて、それをですね、非日常の乗り物から日常の乗るものに変えていく。
それができた時に、初めて まあ、ブレイクスルーができたんではないかなというふうに思っています。"
ここから私は思いました
1、大好きパッション
2、破壊的イノベーション
3、イノベーション・トライアングル
離島などの船での運行が、人手不足などで厳しくなってきている今、まさにその今あるPain(痛み)に対応しながら、そして、将来もし普及したら、様々な世界を変えるだけのインパクトのある、めちゃくちゃイノベーティブな、ソリューションだと思いました
1、大好きパッション
その原動力となっているのが、木村さんの海と船がとにかく大好きと言う、大好きパッションが原動力になってると言うことに、人生に乗っかってるソリューションなので、決して諦めないのだろうなあと、きっとどこかに辿り着く人なんだろうなあと思いました
イノベーションは、荒波の連続なので、少なくともパッションの源の4象限(大好き、利他、個性、成長)にかかってないと、どうしても心が折れてしまうことが起きるかもしれない。しかしそこに何らかかかっていれば諦めない構図が生まれて踏ん張っていくのだろうなあと、思いました
2、破壊的イノベーション
当初は離島などのある意味、とても限定された地域でのサービス展開に見えるので、そんなにインパクトはないように一見見えるかもしれませんが、もし、成功を積み重ねていけば、このソリューションは、船や港のあり方自体を変える可能性がある、というところから、まさに破壊的イノベーションと言っていいと思いました
イノベーションのジレンマで有名なクレイトン・クリステンセンさん曰く
「破壊的イノベーションとは、既存市場の下層に向けて単純で手頃な技術を提供し、最終的には市場構造を塗り替えるような変化である」
インターネットやブロックチェーンだって、出た当初は、みんなおもちゃだといってましたので、この未来が見えているのが、イノベーターとしての木村CEOなのだなあと思いました
3、イノベーション・トライアングル
早稲田大学名誉教授の内田和成さんの提言されている、イノベーション・トライアングルを思い出しました。つまり、イノベーションは、技術革新だけではないと。社会環境や心理変化を伴って、初めてイノベーションと言えるようになる。
木村さんが言われている、船が非日常の乗り物から、日時の乗り物に変わる、ということは、まさしくイノベーショントライアングルが全て到達できたことによって、行動変容が起きている状態、と言うことになるなあと思いました
海に囲まれている日本だからこそ、これまでの船や港のの役割や意味自体を変革してしまい、それにより、船は誰にも日常に溶け込んだ世界、そんなイノベーションを見てみたい、これまで誰もが想像もしてなかった新しい交通手段のあり方を見せてくれるかもしれない
そんなワクワクする期待感を頂いた素敵な話しと、思いました^ ^
参考:テレ東 ブレイクスルー 船の無人運航システムを開発!海の未来をつくる開拓者に迫る 2025年5月17日(土) https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/breakthrough/vod/post_317576