大ヒット韓国ドラマの梨泰院クラスのミュージカル版に大感動し、原作のチョ・グァンジンさんの言葉に震えました
曰く
"パク・セロイというキャラクターに関して皆さん「正義」「正義感にあふれる」といった表現をしてくださるのですが、作者としては、パク・セロイの中には堂々たる哲学、確信があるんですね。そのセロイが思う哲学・確信は正義感とは少し違っていて、彼の「確固たる志」が最も大切な、核たる要素ではないかと思っています。"
"人間は離しも「志」を持っていると思うんですね。ただ、生きているうちにその志が揺らいだりしますが、パク・セロイは最後まで志を貫いて突き進んだ。その姿は一見ファンタジーに思えるかもしれませんが、その貫く姿が全世界に通じたのかなと感じます。"
"今回の物語のキーワードはふたつあって、ひとつは「多様性」。もうひとつは「自由」。実際に梨泰院に住んでみて、パク・セロイと同じ想いを抱きました。作品の中でセロイが梨泰院に魅力を感じている場面がありますが、私自身も、世界を凝縮したような多様性と自由を持つ梨泰院という地に魅かれて、描き始めました。"
ここから私は思いました
1、「確固たる志」
→パッションの源
2、「多様性」
→仲間
3、「自由」
→パイアスを壊す
韓国と日本の共同作としての、梨泰院クラスのミュージカルは、書き下ろしの音楽が素晴らしく、ミュージカルにしてまた魅力が倍増したように思えるほど、素晴らしかったです。
そんななかの原作者のチョ・グァンジンさんの梨泰院クラスへの思いについて、言葉が刺さりまくりました
1、「確固たる志」
主人公のパク・セロイは、正義感ではなく志で動いている、との言葉にグッときました。つまり、世の中で言われるところの正義などが、彼の原動力ではなく、自らの心の中に沸々と燃え盛る思い、それが志という表現なのかなあと思いました
そしてそれは、私がいつもお話ししているパッションの源であり、大好き、利他、個性、脱出(成長)の中で、もっとも激しく合致するのは、脱出(成長)パッションだろうなあと思いました
有名な起業家の原始体験として、不遇な幼年期を過ごされていたという話はよく聞きます。それが美談的に語られてることもありますが、私はこの脱出(成長)パッションこそが、もっともエネルギーとしての爆発力があるんだろうなと思います
いわゆるハングリー精神、負けるもんかスピリッツは、ここから生まれ、数々の困難に立ち向かえるというものかと思います。
主人公の、パク・セロリさんは、韓国の飲食店の権力者に、まさに裸一貫から戦う姿は、脱出、成長パッションの炸裂で、いつか追い抜いてやるんだ、という志にみんな共感して応援したくなる、そんなことかと思いました
2、「多様性」
そして、そもそも梨泰院という場所柄自体が、さまざまな人種や文化を当たり前に保有し認め合ってる環境だからこそ、イノベーターのような新しい考え方の人々も、本当の力を出すことができるのではないかと思いました
実際、パク・セロリさんは、お店の仲間として、トランスジェンダー、刑務所の前科者、外国人など、まさに多様化の坩堝として、仲間を引き連れながら成長を遂げていきます
それは、既得権益の独裁的なお店への対抗策として、様々な新たな手段を考案して、まさにイノベーターとして戦いを挑んでいく、その環境として、多様性を受け入れる環境は必須だと思いました
3、「自由」
さらに、一介の小さな店舗間に過ぎない、パク・セロイさんは、巨大な飲食業のドンヘ戦いを挑んでいくわけですが、まさかそんな戦いがあるのか!という意味においても、バイアスを壊した自由な発想が開かれていると思います
そもそも、そんな巨大な大企業に戦いを挑むわけですが、通常考えると、そんなことはできるはずがない、というバイアスが働いて、チャレンジすらできないと思い込む、そのバイアスを破壊する自由をパクセロイさんは持っている、ということかなと思いました
ということで、今回の梨泰院クラスの話は、イノベーターにとって大切な3つ
「志」「多様性」「自由」を教えて頂いた気がしました
そしてそれは、イノベーター3つのフレームにおける、パッション、仲間、大義にも呼応するお話しだと思いました
一言で言えば
「志」「多様性」「自由」ノベーション
もっと言えば、それが
梨泰院クラス:ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:ミュージカル梨泰院クラス 製作:東宝 原作チョ・グァンジン 脚本坂口理子 歌詞・橋成 イ・ヒジェン 音楽 ヘレン・パーク 東京建物Brilliaホール 主演 小瀧望 Saraなどhttps://www.tohostage.com/itaewonclass/
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