一般財団法人日本ペップトーク普及協会専務理事の、浦上大輔のペップトークに感動しました
曰く
"アメリカではたくさんのスポーツ映画やドラマがあります。試合前の選手たちにしたペップトークや映画の中で再現されている1000以上のペップトークを分析したところ、励まし方に共通のパターンがありました。
【ペップトークの4つのステップ】
1.受容(事実の受け入れ)
2.承認(とらえかた変換)
3.行動(してほしい変換)
4.激励(背中のひと押し)"
"人は自分の可能性を誰よりも信じてくれる人がいる時、やる気に火がつくのです。"
ここから私は思いました
1、仲間が信じてくれるから自分を信じられる
2、信じてくれる仲間のパッション
3、バイアスを変換するイノベーション提案
1、仲間が信じてくれるから自分を信じられる
イノベーター3つのフレーム(イノベーターリップルモデル)では、パッション、仲間、大義がイノベーションには大切と言うお話をしていますが、ペップトークのお話は、仲間のあり方のお話だなあと感動させて頂きました。
私は栗山英樹WBC元監督の、「できるやつはやるな」というメッセージを、ダグアウトにいつも開示していたという逸話が大好きなのですが
大谷翔平さんや村上宗隆さんがWBCのピンチの時に大活躍されたのも、一つの要因として、栗山監督が、選手を信頼しているぞ、というメッセージを常日頃出されていたからだと思っています。
アンダースンさんの、超一流になるためには才能か努力か、という本もとても好きなのですが、その中に超一流になるためには、1、最高の教師、2、コンフォートゾーンを抜け出す、3、自分を信じる、というお話があります。
最後の3、自分を信じる、その鍵の一つとして、信じてくれるから信じられる、ということもあると思っています。それは、承認欲求というよりは、信頼関係を仲間と作れているということが、何よりも自分を信じる糧になるのではないかと思ってます
ペップトークは、まさにそれを具現化する素敵な考え方だなあと思いました
2、信じてくれる仲間のパッション
そしてさらに今回思ったのは、信頼関係のある仲間内におけるパッションのスパークがあるかどうかがとても大切、ということを思いました
1990年代にイタリアの神経科学者ジャコモ・リゾラッティらが発見したミラーニューロンのお話を思い出しました
曰く
「私たちの脳は、他者の行動や感情を“自分のこと”として模倣し、共感するように設計されている」
もちろん、イノベーターにおけるパッションは、すべての原動力になるのですが、実は、仲間からパッションの支援をもらう、または仲間にパッションを浴びせるということも、とても重要だということを思いました
マーティン・ルーサー・キング Jr.の「I Have a Dream」スピーチのように、明確なメッセージと圧倒的な情熱によって数百万人の心を動かし、社会を変えることができるように
3、バイアスを変換するイノベーション提案
ペップトークの4つのステップを見てて、イノベーション提案のステップととても似ているなあと思いました
1.受容(事実の受け入れ)
→お客様に起きている事実をまずは客観的に捉えること
2.承認(とらえかた変換)
→そこにお客様でさえ気づいていない真の課題を探り当てること
3.行動(してほしい変換)
→その解決策の方向性と施策の提案
4.激励(背中のひと押し)"
→是非とも我々とともにやりましょう
規模の大きい小さいは別として、やんごとなき課題を抱えてる人や組織へのアプローチは自ずと同じ方向性を持つということに感動いたしました
ペップトークはさまざまな可能性を持たれている方法だなあと改めて勉強させて頂きました
ということで
イノベーター3つのフレームの仲間の役割は大変大きくて、まずはその信頼関係を築き、仲間が信じてくれるから自分を信じられる、という構造をお互いに作って、そしてそこに何より重要なのは、信じてくれる仲間としてのパッションありきで、人であろうが組織であろうが、バイアスを変換するイノベーション提案ができる、それにより、人や企業を元気することができる
そんな素敵なお話だと思いました
一言で言えば
ペップトーク・ノベーション
そんな話をしています^ ^
参考: たった1分で相手をやる気にさせる話術 ペップトーク 著者 浦上大輔 発行所 フォレスト出版株式会社 ●フォレスト出版株式会社『たった1分で相手をやる気にさせる話術ペップトーク』(2017年7月6日 初版)に基づいて制作されました。