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一般社団法人フィードフォワード協会代表理事の久野和禎さんより、新たな考え方を教えて頂きました

曰く

"フィードバックの最大の弱点は過去からスタートする点です。 過去から未来へという時間軸のなかで、フィードバックは過去寄りの話からスタートします。そして、過去寄りの話が終わった後で未来に目を向けます。 

そうするとエネルギーの大半が過去の話(分析や検証)に費やされ、未来のことを考える前にエネルギー切れを起こします。また、過去や現状を分析・検証して、やるべきことをすべて洗い出すと、義務感が強くなり、前に進むエネルギーがほとんどなくなってしまいます。"

"一方、フィードフォワードはバックキャスティング的な考え方です。 物事を考える視点を未来に置いて、そこから現在を振り返ることをバックキャスティングと言います。 

バックキャスティングでは未来に視点を置いて、理想とする未来の姿を思い描きます。「こうなりたい」という発想から未来を思い描くので、たくさんの未来像が思い浮かびます。自由に思い描くことが可能であり、想像するとワクワクしてきます。"

ここから私は思いました

1、反省疲れ

2、未来は創造するもの

3、ワクワクを促進せよ

1、反省疲れ

まずは、反省会からだ、というのは、これまでのサラリーマン生活の中では、当たり前にやってたことですが、そこに実は大きな問題があったというのは、目から鱗の話でした

確かに、反省会という言葉を聞くだけで、やる方にもやられる方にもストレスがめちゃくちゃかかるなあと思いますし、改善点は出てきても、ワクワクは出てこないというのはその通りだと思いました

私は、KPTという手法をたまに使いますが、これは、最初にkeepしたい良いことを意見交換してから、Probrem、そして、challengeという前向きで終わるというやり方をします

これは、継続的な施策を改善をどうするかというときには、なかなか使い勝手の良いツールですが、ワクワクするような元気の出るような職場づくりには、フィードフォワードはとても良いかもしれないなと思いました

そういう意味でもとてもイノベーション創発系には、シナジーのある方法だなあと思いました

2、未来は創造するもの

私もコンサルをしていると良くお話をいただくお話が、これからの進むべき方向を決めるために、自ら飲む強み弱み分析をして、競合調査や先進事例調査分析をして、そして行先を決めたい、とのことがあります

これはある意味、現状分析をすることによりお金と時間をかける、反省会的な色合いが強いかなあと思います

戦略論で著名なC・K・プラハラッドさんは、「未来は予測するものではなく、創造するものである」

と言われているように、過去や競合に振り回されずに、私たちはどこへ向かいたいのか、ということがとても大切な気がします

フィードフォワードでは、まず最初に、で未来はどうありたいのか?というキラークエッションから始まるので、それは、まさに、自らのパッションの源に基づいたときに、本当は私たちとしてどうありたいのか?それを導き出すことこそ

自分たちの未来を創造するということになると、思いました。より時間をかけるべきは、自分自身との問いであって、自らのパッションの源を、現在のスライスをより意識したときに、どんな未来でありたいのか

ここが最初の起点になるべきということなのかと思いました

3、ワクワクを促進せよ

イノベーション案件や、元気のない組織や職場を変えるためには、自らがワクワクすることをまずは思い切って考えてみること

それは、過去の反省を意識するところにはなかなか生まれにくいので、まずはフィードフォワードで、お互いに出し合ってみる、というのはとても、有意義だと思いました

それは、お客様の課題を解決することや、会社の事業を継続させることのような、外部要因ではなく、自らの心の中から湧き出してくるものはどこにあるのかを、まずは基点にしてみること

以前、私の尊敬するリアルグループというアカペラの世界最高峰のバンドで言っていたのが、上手くいかなかったライブの時は、決して反省しない。次はどうありたいのかを話す、というようなことを言っていたことも思い出しました

エンタメやアートにおいても、ワクワクを創り出すためには、反省なんかするよりも、次のワクワクはどんな形だ、ということを中心に考えることの大切さを教えて頂いた気がします

ということで、もちろんきっちりかっちりやる必要があることなどには、フィードバックも大切ですが、特に、元気がなくなったり、非連続なイノベーションを生み出したかったり、ワクワクなエンタメやアートを作りたいなら

フィードフォワードがとても大切なだなあと、そんな風に思いました

一言で言うと

ワクワクを創るフィードフォワードノベーション

そんなことを思いました

参考: いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード 著者 久野和禎   発行所 フォレスト出版株式会社 ●フォレスト出版株式会社『いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード』(2018年7月18日 初版)に基づいて制作されました。

動画で観たい方はこちら

https://youtu.be/GoQ-JI8WyNk