現代の魔法使いとも言われる、メディアプロデューサーの落合陽一さんからの言葉に感動を覚えました
曰く
"大きい思想性があると、周囲にはビジネスも生まれればアートも生まれれば研究も生まれればカルチャーも生まれるので
でそれを研究したりやるのは好き勝手できるとすると、重要なのは世界観で。
世界観ってなんだろうって言うと、まあ、たとえばデジタルネイチャーって世界だなあ、自然感だなあ
じゃあそれってどうなるんだろうなあみたいなことを考えるってことが中央にあれば、その人なりの、単語がいくつかで表現されるといいですね"
ここから私は思いました
1、はじめに世界観ありき
2、世界観は磁場となる
3、単純な言葉で表すこと
1、はじめに世界観ありき
いつもながらに哲学的でアーティスティックで、ワクワクが止まらないお話しに感動しっぱなしでした
元々の視聴者からのご質問が、分野を横断する中で大切なことは?との問いに、横断しないことだ、と言うような回答がまさに一休さんのように見えてしまったわけですが
その芯となるなるお話は、一つの世界観をもつことにある、と言うことにさらに感動しました。
これは、イノベーター3つのフレームでいうところの、パッション、仲間、大義の、大義の部分ととてもシナジーがあるなあと思いました
どんな社会を作りたいのかという大義を掲げることで、自分たちが進むべき道は、一つに限られずにさまざまな挑戦ができるし、
しかも一つで失敗してもまた次のことをやれる、そんな柔軟かつ方向性という制限がある中でのイノベーション活動を促進するなあと思いました
2、世界観は磁場となる
視聴者からの質問に、分野を横断するには、横断しないことというような、真逆の回答をされた芯には、自らの世界観(大義)を持つことで
実はさまざまな人たちが集まってくる、という効果というのもあると思いました。つまり、自分は越境しなくても、周りが越境してくることによって、さまざまなコラボが生まれては消えていく
それはあたかも自分が越境しているのと同じようなことになっている、そんな理想的な仮説検証が起きてくるのかもしれないなあと思いました
3、単純な言葉で表すこと
さまざまな企業のワーキングなどで目指すべき大義やビジョンを一緒に策定させて頂くこともあるのですが、よく陥るのが、それ、誰が言ってもあてはまりますね、というものを作ってしまうことです
例えば落合陽一先生の提唱する世界観としての、デジタルネイチャーは、秀逸の端的な表現ですが、世界観や大義は、明確にこれまでのオリジナリティを含みながら、単純な言葉で表現できのが理想だと思います
PREP法という、エレベータトークなどに使える伝え方の必殺技がありますが、その際には、結論、理由、具体例を簡潔に言えるようになることを目指すのですが
ある意味、大義というものは、世の中の人々に、明確に伝えることがとても求められるため.PREPにおける、1番上のレイヤーの「一言で言うと」が、とても大切な気がしました
ということで
クリエイトやイノベーションには、はじめに"世界観(大義)ありきで、すすめることで、むしろ世界観が磁場となることで、さまざまな越境が向こうからやってくるようになり
そしてそのためにも大義のシンプルながらも人を動かす、単純な言葉で表すことがとても大事と思いました
一言で言うと
はじめに世界観ありきノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:NHK アカデミア 落合陽一(後編)AIが変えるアート・伝統・多様性 初回放送日:2025年7月16日 https://www.nhk.jp/p/ts/XW1RWRY45R/episode/te/G655JVMZ5G/