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大好きな小泉今日子さんと中井貴一さん主演のドラマ"最後から2番目の恋"ですが、今は"続々編"がオンエアされてますが、改めてシーズン1の最終回の言葉に、グッときて考えさせられました

小泉今日子さん曰く

"寂しくない大人なんていない。

大人になればなるほど傷つくことは多くなり。傷の治りは遅くなる。

だから、痛みに鈍感にならないと生きていけないんだ。

そして、人は拠り所を探して生きる。

例えば仕事。

例えば恋。

例えば家族。

仕事を拠り所にして生きてきた私が、もし仕事を失ったとしたら、これから先、どう生きていったらいいのだろう。"

ここからわたしはおもいました

1、孤独は創造性の母

2、喪失と再構築

3、痛みがあるなら大丈夫

岡田恵和さん脚本の、ドラマ"最後から2番目の恋"は、中井さんと小泉さんを始めとした、皆さんの歯に衣着せぬセリフと、そんなことある?という日常の出来事に、毎回大爆笑させて頂く、最高に大好きなドラマなのですが

その中で、人生への本質的な問いが繰り出されてくるので、笑いと涙で毎回最高のエンタメとして楽しませて頂いてます。

その中でもこの最終回のセリフは、特に突き刺さった、何かドラマ全体を通して、貫かれているテーマのようにも感じました

1、孤独は創造性の母

ここで言われているセリフは、さまざまな場面で、孤独を感じることや、実際に孤独になることもありますが、誰もがどこかで感じることだなあと思いました

「孤独は創造性の母である」

英国の精神科医のアンソニー・ストーさんが、言われたこのセリフを、思い出しました。

自分のパッションの源がどこにあったのかを、見直すには、1人の時間が必ず必要となるので、パッションの源を改めて確認する機会として、孤独は悪くないと考えてもいいかなと思います

そこから、その源に少しでも触れることを実行してみて、そしたら、きっとなんらかの価値が、自分だけにだけでもいい価値が生まれて、そしてまた次に繋げていける

人が生きることは何かを創造し続けることにあるとしたら、それはとても良い機会になるのではないかと思いました

2、喪失と再構築

私の父が亡くなった時は、大変な喪失感でしたが、改めて父の残してくれたものを見つめ直して、そして改めて未来への出発という意味を込めた、みんなで歌を歌ったり、お話ししたり、とっても明るいお葬式をしたことを思い出します。何かそれで父が遺影の写真のように本当に笑ってくれてるような気がしました。

アメリカのナラティブ心理学者のダン・マッアダムスは以下のように言われています

「アイデンティティは、過去の記憶によって成り立つだけでなく、未来への物語によって形づくられる。」

喪失した時はそんな風には思えなかったですが、時間が経つと、大切なものを喪失するレッスンをしてくれたのかなと、未来に続く物語が作れそうな、そんな気にさせて頂きました

3、痛みがあるなら大丈夫

大人になると痛みに少しずつ鈍感になっていくこともできますが、それでもやっぱり痛いものは痛いなあと思います

そんな時に、ドイツの政治哲学者のハンナアーレントさんの言葉を思い出しました

「痛みを感じることができるということは、まだ壊れていない証拠である」

本当にやばい時には、痛みさえも感じなくなるので、痛いうちはまだ大丈夫だということ言葉は、私に少しの勇気をくれるきがします

逆にいうなら、痛いうちに、助けを求めるということが、あっていいと思います。

哲学者の戸谷洋志さんの言われる"弱い責任"ということが大切で、全てを自分一人で抱えることが自己責任ではなく、抱えきれないなら誰かを頼ることこそ自己責任である、ということを思い出しました

ということで、キョンキョンに「つまんねーやつだなあ」と言われそうですが、とても考えさせられる素敵なドラマだなあと、改めて大好きになりました

一言で言うと

寂しくない大人なんていなイノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:フジテレビ 最後から2番目の恋(最終回) 脚本 岡田惠和 出演 中井貴一、小泉今日子 2012年1月12日から3月22日 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/最後から二番目の恋