第三弾!あわベビを展開する、Cross Medicineの中井代表の、小さい頃からのイノベーション人生を紐解きました。どんな育ち方、育て方をしたら、中井代表のような人が育つのか?とても勉強になるお話でした。イノベーターを目指す方、育てたい方、発見です。
1、幼少期 ― 「可愛い赤ちゃん」から「元気いっぱいの少年」へ
―― まずは小さい頃、どんなお子さんだったんですか?
中井:そうですね。赤ちゃんの時は、とにかく可愛かったらしいです。記憶はないんですけど、自分の写真を見ても「めっちゃ可愛いな」と思うくらい(笑)。
―― 自画自賛ですね。
中井:はい(笑)。でも、とにかく元気いっぱいでした。今もそうですけど。
2、小学校時代 ― サッカーと空手に打ち込む日々
中井:小1からサッカーを始めました。駅伝選手もやってましたし、スポーツ少年でしたね。
空手もやっていて、県3位、全国ベスト16くらいにはなれました。道場を開く資格も持っています。
―― すごいですね。もう小さい頃から活発だったんですね。
3、中学校時代 ― 生徒会と“やんちゃ”な素顔
中井:中学では生徒会もやってました。新しいルールを作ったりするのが好きだったんです。
ただ一方で、かなりうるさくて。席替えでは必ず教卓の前にされるくらいの“やばめな”生徒でもありました(笑)。
―― なるほど。でも、そういう子が後で大きなことを成し遂げたりするんですよね。
4、高校時代 ― サッカー第一、そして怪我との出会い
中井:高校でもサッカーを12月まで続けました。普通は受験勉強でやめるんですけど、進路も考えずにサッカー一筋。
ただ最後の方で腰を怪我してしまって。思うようにプレーできず、最後の試合はベンチ。苦い思い出でした。
―― そこが転機になったんですね?
中井:はい。「どうすれば人はハイパフォーマンスを出せるのか」に強く関心を持つようになって。そこから医学部を目指しました。
5、徳島大学での学び ― サイエンスと社会のギャップ
中井:腰痛治療で有名な徳島の先生の研究室に入りました。プロスポーツ選手の治療や手術見学など、最先端の医学に触れました。
でも一方で「社会には困っている人がたくさんいるのに、最先端の研究が届いていない」と痛感したんです。そこから「社会実装」への関心が強くなりました。
6、メンタルヘルスへの着目 ― 「守るべきは家族」
中井:日本で一番死亡数が多いのはメンタルヘルスなんです。だからこそ取り組むべきだと考えました。
その中でも大事なのは「居場所」。まず守るべきは家族だと思い、産後うつの問題に取り組み始めました。
7、医師か、起業家か ― 大きな分かれ道
―― 医師としての道もあったと思いますが、なぜ起業を選んだんですか?
中井:両立は中途半端になるので。やるべきことには全力で取り組まないといけない。だから僕は、医学生のうちに起業を選びました。
8、プロダクト開発の軌跡 ― 挑戦と学び
中井:これまで3つのプロダクトを作ってきました。
1つ目は栄養アプリ。大企業に「一緒にやりませんか」と持ち込んで、カスタマーサポートから企業担当者に繋いでもらいました。アイデアは評価されましたが、「特許や実績が必要」と言われ、起業の必要性を知りました。
2つ目は転倒予防。社会実装には5年10年単位で時間がかかることを学びました。
9、第3の挑戦 ― 「ヘルスケアは愛」から生まれた起業
中井:そして3つ目が「子育て・産後うつ」への挑戦。ここで自分のパッションが一番燃えると感じました。
僕にとって「ヘルスケアは愛」なんです。誰かを救いたい。そのためには起業しなければならないと気づきました。
3度目のピボットで、ようやく自分のやるべき場所にたどり着いたと思っています。
ということで、第三弾、中井代表のイノベーション人生は、幼少期から大学まで、「スポーツから医学へ」「研究から社会実装へ」「医学生から起業へ」と、常に挑戦の連続と感じました。そして、そこに一貫して流れているのは「人を救いたい」という強い思いに感動でした。
さらに、明日は、あわベビへの進展への道筋を、どんな風にたどっていったのかなど、学ぶ点がたくさんあるお話が聞けると思います。是非是非、お楽しみに!
参考:あわベビ ホームページ
https://awababy.tech
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