Netflixグラスハートで、「OVER CHROME」のカリスマボーカル・真崎桐哉の言葉に激しく共感と感動しました
曰く
"俺は別にお前らのために歌ってるんじゃないんだよ
俺が歌いたくて歌いたくて歌わねえと死ぬから歌ってんだよ
なのに、俺の歌を食って生きてくれてる奴らがいる
なんでだろうなあ
こんな自分勝手でどうしようもない歌を、こうやって聞いてくれるお前らを、俺は愛おしく思う
俺に歌う場所をくれてありがとな"
ここから私は思いました
1、パッションの源とフロー
2、そこに観客という仲間が現れる
3、新しい共感が生まれる
1、パッションの源とフロー
グラスハートは、音楽をやっている自分にとっては、毎回毎回激しく共感する場面がたくさんあって、毎回涙なしでは見れないほど感動しているドラマなのですが、特にこの菅田将暉さんのセリフには、ど共感して、号泣してしまいました
何故に歌を歌い続けるのか?という問いに対しては、カッコよくいうと、「誰がが1人でも、この曲を聴いてくれて、喜んでくれたら」ということになるのですが
ぶっちゃけていうと、とにかく自分が歌いたくて仕方がないから、というのが、本当の心の声だよなーと、菅田将暉さんの言葉から、思いました
それは、私がいつも使ってる、イノベーターリップルモデルからすると、全ては、パッションの源から始まると言っているのですが、パッションのポートフォリオにおける四象限、つまり、自分自身が大好きなこと、人のためにしたいこと、独自性を出したいこと、そして成長したいこと、このような中に自分の情熱に正直になる鍵があると言っています
特にその中でも、菅田将暉さんもそんな気がしたのですが、とにかく歌いたくて仕方がないという、大好きパッションに突き動かされてるように思います
さらには、その大好きパッションの先には、チクセントミハイさんが言われる、挑戦軸と技術軸の高まりの頂点に、フローという、極めて没入し著しい成果を出す状態に近づいていくということかと思いました
それによって、これまでに誰も到達できていない領域の成果を出すことになってくる、ということかと思います。菅田将暉は、そこまで到達された方の言葉なのかもしれないと思いました
2、そこに観客という仲間が現れる
イノベーターリップルモデルでは、そのようなパッションが生まれた次の段階として仲間が生まれると、お話ししています
ここでいう仲間とは、例えばバンドのメンバーや、さらには、観客のようなファンとしてのお客様が、が該当すると思います
それらの仲間は、菅田将暉さんの凄まじいフロー状態を目前にして、ある意味応援せざるを得ないほどに、感動して絆されて、メンバーやファンとしてのお客様になってるのだろうなあと思いました
情熱の源に従って生きるその先には、挑戦と技術を身につけたフロー状態があり、フロー状態は、それを応援する仲間を連れてくる、そんなこともあるのかもしれないなあと思いました
3、新しい共感が生まれる
そしてその先には、パッションの源のイノベーターと、生まれた仲間との間で、自分よがりだったものが、仲間と共感できることになってできたものが、先日もお話しした、養老孟司さんが言われるところの、新しい共感というオリジナリティなのかもしれないと思いました
ミュージシャンやアーティストは、オリジナリティを求められるというお話がありますが、実はそれは、独りよがりでは単なる自己満足になってしまって
本当のオリジナリティとは、実は、一見反対と思われるような共感というものの、新しい形の共感を創り出すということこそが、真のオリジナリティであると、いうことに符号するなあと思いました
そして新しい共感は、さらなる感謝のループを呼んできて、パッションの源の発信者と、仲間としての観客の間に、お互いからの感謝の念が回る
だからこその、菅田将暉さんからの、俺に歌う場所をくれてありがとな、という言葉にもつながるなあと思いました
アカペラを歌っている時も、歌っている自分はもちろん楽しいのですが、喜んでくれて一生懸命応援してくれてる皆様=仲間の、その笑顔や声援を頂くことで、本当に力をもらいますし、それに対して心からの感謝の念が生まれることを実感してます
そしてさらにその先には、イノベーターリップルモデルの目指す、パッション、仲間、そして大義にまで昇華していくことになると、思いました
つまり、単なるいい音楽だねーだけではなく、グラスハートで私が感じたのは、誰もが一生懸命やれば叶わないことはないのかもしれない、というメッセージだったように
それは私はドラマーの女性が本当にドラムがめちゃくちゃ上達する様をドキュメンタリーで見させてもらってるような感覚にもなったこともあるのですが
音楽やドラマを超えた、社会への大きなメッセージを大義としてくれてるような気持ちにもなりました
ということで、一言で言えば
俺に歌う場所をくれてありがとなノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:Netflix グラスハート エピソード6 vibrato 原作 若木未生 監督 柿本ケンサク、後藤孝太郎 脚本 岡田麿里、阿久津朋子、小坂志宝、川原杏奈 制作 ROBOT 製作 Netflix 配信サイト Netflix 配信期間 2025年7月より https://ja.m.wikipedia.org/wiki/グラスハート