第五弾!ついに最終回です。株式会社ココリーチの島田代表による、感情を資産化する「LUMION」は、どのように起業にいたり、そしてどこを目指しているのか、さらにはイノベーターへのメッセージまで、たっぷり語って頂いています。
起業や、イノベーターを目指す方、オープンイノベーションをされる方、新しい価値を創り出す人になりたい方、皆さんに必ずやお役に立つお話と思います。是非是非、お聴きくださいませ^ ^
1、研究と社会実装をつなぐ
• 私が学部 の時に、自分のやりたい研究やりながら社会実装というか、せっかく自分が研究して作るんだったら、その先にいる一般の消費者の人にこれを届けたいみたいな気持ちがすごくあって
・このビジネスと研究とっていう両輪で経験を積むっていうことを、学部の時から意識してやってきたんですけど
・その中でよく言われるのが、研究者ってビジネスができないみたいな、起業はできないみたいなこととか、よく界隈とかでも言われると思うんですけど
・結構それに対して悔しいなって思うことがあって、でも実際にはやりにくい要素っていうのはあるんですね。
・研究者は、自分のやりたい研究ドリブンで研究進めてたりとか、パッションが強いのはそれでいいことなんですけど、なかなか消費者視点を、失いがち
・技術ドリブンな進め方をしていく中で、自分の研究が、論文まではいくんだけど、それがその論文としてしか世の中に残らない
・その先に社会実装されないで終わってしまうみたいなケースが、意外に多かったりとかもあって
・そこには多分、本人のモチベーションももちろんあるとは思うんですけど、資金面とか、色々な障害があって、終わっていくっていうのを、自分はすごい、もったいないなって思ってて、優秀な研究者の人とかにもお会いする中で。
2、シリコンバレーの経験とディープテック
• ひょんな機会で、シリコンバレーに連れていっていただいた機会も、過去にあったんですけど
・その中で、ディープテック分野って言われるような、大学の研究機関で開発された技術を持ちよって起業するのが、盛んだったりするんですよね
・研究者にとっては、研究成果って、子供みたいなものなので、実際に社会に届けることをされてる起業家を見て
・あ、自分もこれやりたいし、日本にこれができる環境を整えるべきだなって、自分は強く思っていて
・なので、今、私は、このプロダクトを通して、もちろん、自分の研究成果っていうのを、社会に届けたいっていう思いを持ってやってるんですけど
・それを、通して、そういうムーブメントっていうのを、日本にも広げていって、環境も作りたいっていう思いがあって、やっています。
3、J-STARX参加のきっかけ
・ジェトロがやってるJ-STARXへの参加は、企業家の友達の紹介で、こんなのあるよ、みたいな、教えてもらったんですけど
• 私自身、元々、シリコンバレー行く前から、日本の中で、どうやって、研究者が、自分のやりたい研究を続けて
・世の中に、届けれる環境を作れるのかっていうのを考えた時に、シリコンバレーが、一つ、モデルとしては、自分の中にあって
・ピッチだけじゃなくて、普段の会話の中でも、私は将来、日本にシリコンバレーを作るんだみたいなことを、言ったりしてたんです。
4、起業のタイミングと仲間の出会い
• 元々やりたいって言って、やってた内容が認知症の方のプロダクトであったので、どういう業界で、どういうことすればいいのかっていうのは、少し知見はあって。
• シリコンバレーの中でも、スタンフォード大学に、そのプログラムの中では、3週間滞在してたんですけど、そこに、日本人メンバーとして、一緒に行った子が、実は、今のCTOだったりとかもして
• その3週間、スタンフォード行って、シリコンバレーの投資家の人に、ひたすら自分のプロダクトに対してメンターがついてアドバイスを受けるんですけど、結構、きついんですね。現地の方の指摘が。
・苦楽をともに乗り越えてじゃないですけど、お互いのパーソナリティも、よく分かった上で、一緒にやろうっていうふうに言えたので、それはすごいよかったなって思いますね。
5、周囲の反応・家族の心配
• やっぱり、親とかは、すごい心配しますし、経済的に余裕があるわけではないので、それは、今でも、反対とまではいかない心配を、すごくされてて、それを説得する形で、進めてますね。
6、これからやりたいことは、感情をインフラに
• まず、ココリーチとしてやってる、感情資産にっていうところは、まず、第1ステージとして自分がやりたいところではあって
・自分が日常生活の中で思い描く感情だったりとか、その時の感情っていうのを、消費者の人に、形として残るものにして.お届けするってこともやっていきたいですし
・それを、新たなインフラとしてデータ活用して、新しいものを生み出すっていうところに、ちゃんと、届けていくってこともやっていきたいと思ってます。
• AIがだんだん発達していく中で、どれだけ多くのデータを保有してるかの勝負に、企業もなってくると思うので
・そういうところも含めて、感情とか、今、まだデータになってないものをデータ化するっていうところに注力してるっていうのは、会社としてのまず、目標です。
7、生涯目標は、シリコンバレーを日本に
• 私の生涯としての目標としては、シリコンバレーを日本に持って来るじゃないですけど、日本でも、産学連携っていうのを、もっと推進していくことで
・あえて産学連携って言わなくても、自分のやりたいことを、研究か、ビジネスかじゃなくて、研究としても、ビジネスとしても
・世の中に、形として残せていけるような社会を作りたいって思ってるので、そこは、
今後も精進していきます。
8、イノベーターを目指す人へのメッセージ
• 私が言いたいのは2つですね。
8-1、声を出してみよう
・ 1つは、まず、声に出してみることだと思います。多分、いろんな方も言われるとは思うんですけど、今までの、ちょっと今日お話しさせていただいた、私の今までの変歴みたいなところでも
・自分が、まず、声に出して言うことによって、自分としても、覚悟決めなきゃいけないところも、あるとは思うんですけど
・周りとしても、じゃあ、何をしたら、私のことを助けてあげられるかなっていうふうに思ってくれる人が周りにいるときに
・声に出すことによって、新しい繋がりが生まれたり、チャンスが生まれたりってのは絶対にあると思うので
・声を出すこと自体は、リスクがほとんどないって、私は思ってるので、まずは、声に出して、主張するっていうことが大事だと思います。
8-2、失敗を恐れず踏み出してみよう
• もう1つは、失敗とか、リスクとか、恐れずに、やってったらいいのかなって思っていて。
・特に、若いうち、学生のうちとかは、失敗しても、最低限、学生っていう身分もあるし、周りで、支えてくれる家族だったり、友達もいたりすると思うので
・やっぱ、取れるうちに、リスクは取っておいた方がいいなっていうふうに思いますね。
•今、現時点で、自分として言えるのは、なんか、失敗しても、なんとかなるので
・認知症の、元々やってたプロダクトも、私自身、じゃあ、成功したかって言われると、今、形を変えて、違うことに取り組んでる
・人から見たら、失敗というふうに捉えられかねない内容ではあるんですけど、でも、そこで得た知見だったりとか、少なくても、自分が頑張ったっていう自信だったりとか
・そういうものって、絶対、次に繋がるので、失敗から何も得られないなんてことは絶対にないので
・リスクだったり、失敗を恐れずに、まずは、一歩、踏み出してみるのが、大事かなと、思います。
ということで、いかがだったでしょうか?島田代表の起業、そして、これからの思い、さらには、イノベーターを目指す皆さんへのメッセージまで、たっぷりと語って頂きました。
祖父への思いから、神経科学への研究者、さらには、感情を人類のインフラにしていくらそんな熱い思いをいただきました。
そして、同じようにイノベーターを目指す人へは、声に出すこと、行動に移すこと、応援メッセージも頂き、感動いたしました。
島田代表を応援したい方は是非是非、リンク先のココリーチホームページまでご連絡くださいませ。また私への連絡でも構いません。
是非是非、第一話から第五話まで通して観ていただけましたら幸いです。ありがとうございました!!
参考:株式会社ココリーチホームページ
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