ニーチェさんの永遠回帰につながる、運命愛の考え方に、イノベーターマインドセットの重要な一つを教えて頂きました
曰く
"すべての「こうあった」を「私がそう欲した」につくりかえること、これこそ、私が救済と呼びたいものだ"
ここから私は思いました
1、解釈論
2、過去を肯定する
3、未来を創造する
1、解釈論
ニーチェさんといえば、解釈論がとても好きなのですが、【真実はない、あるのは解釈だけである】というのは、全ての事柄につうじる大切な概念だと思っています
つまり、100人いて99人が否定的な事実だと言われていても、自分1人がそれは肯定的な事実であるという考え方を、言ってもいいのである
もっといえば、100人が各々の真実ということを持っていいのである、という考えは、とかく同調圧力や世間のバイアスに流される自分としては
思考の拠り所になる、勇気の源になる考え方だと思っています
2、過去を肯定する
その解釈論を使って、過去の出来事を、どう捉えていくのかということが、とてもイノベーション活動においても、引いては、人生においてもとても重要なことだと思います
後悔のない人生なんてない、と良く言われますが、私も沢山の後悔を持っていますが、その一つ一つが、今の自分の仲間だったり、自分のノウハウやスキルだったり、目指す方向性だったりを
間違いなく作ってくれてた要因なんだと、考えることで、少しでもそれらをポジティブに捉えようとすることが大事だと思っています
そうは言っても、どうしようもないほどに、辛い事情もあったりすると思いますし、無理にそれをやるということとはまた違う気がしますが
いつの日かそんなふうに考えられる日が必ず来ると思っておるだけで少しは変わってくる気もします
イノベーション活動では、まさによく言われる、失敗経験から、抜け出せない問題がそれに当たると思いますが
それがあったら、今のプロジェクトやお客様との関係があるということを紐解いてみると、必ずしも失敗と否定せずに、役に立ったと言われることを見つけるということも大切な気がしています
3、未来を創造する
そして過去を肯定することができたら、これからの自分についても、新たな挑戦をすることは、怖いことではなく、また違う新たな経験やステップを、どんな結果になったとしても、加えていけることになる
そう考えるだけで、新しいことに挑戦することへの、とても勇気のもらえるマインドセットだと感じました
青色LEDの天野浩さんが言われていたように、失敗は誰かの役に立つ、という考え方も、未来への挑戦を肯定してくれる考え方ですし
シリコンバレーでよく言われるFast Failも、早く失敗して軌道修正をしたほうが、実は早くゴールに辿りつける、そんな話も、とても挑戦を肯定してくれる考え方だと思いました
ということで、ニーチェさんの、解釈論、過去の肯定、未来の肯定、を支える、運命愛の考え方は、イノベーターに必須のマインドセットだと思いました
ひことこでいえば
運命愛ノベーション
そんな話をしています^ ^
参考 NHKオンデマンド 1 00分de名著 ニーチェ ツァラトゥストラ第3回●永遠回帰とは何か?「ツァラトゥストラ』 https://www.nhk-ondemand.jp/program/P201800185300000/
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