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かのナポレオンが創設したフランスの国家勲章"レジオンドヌール"を獲得した、ただ1人の日本人シェフの三国清三さんの、新たな挑戦に震えました

曰く

"これから70歳過ぎてね

何が欲しいって、名誉や地位とかお金とかもう、関係ないです

最後の最後は自分と向き合って、自分を超えることしかないんですよ、目標は

シンプルにシンプルにシンプルに、どこまでシンプルにできるか

まあ、頑張りますよ。まあとりあえず、75歳が一つの目標で

その後考えますが、あと5年、80歳まで。"

ここから私は思いました

1、デシ&ライアンの内発的動機

2、マズローの自己超越

3、パッションの源のシンプル化

1、デシ&ライアンの内発的動機

3年前に三國シェフは超有名なオテル・ドゥ・ミクニを取り壊して、80席あった店内をカウンター8席のオープンキッチンに変更し、同じ場所で新たな挑戦を始められるということに、震えました

地位や名誉やお金ではないといいきる三国さんは、デシ&ライアンさんの言われる、内発的動機に大きく突き動かされているのかもしれないなあと思いました

お金や名誉などの外発的動機は、短期的な欲求としては、満足されますが、継続的な、まさにパッションの源から出てくる、やりたくて仕方がない、理由もなくワクワクすることというのは、内発的動機に該当すると思います

これまで数々の栄光を勝ち取られた三國さんですが、最終的には、パッションの源に戻られるのかと感動させて頂きました

2、マズローの自己実現 

欲求の5段階はマズローの有名なピラミッドですが、5段階は下の層が満たされることで上の層への欲求が出てくるのではなく、実は、各々の層がその人の個性として強さが変わる、というお話を以前もさせて頂きましたが

1番上の層には、自己実現というのがあります。そして、さらにその上には、6段階目として、自己超越があると言われています。

三国さんは、これまで様々な自己実現をされてきたと思いますが、最終的に目指されるのは、もしかしたら、実現されてきたものを一切捨てて、自己超越の段階に入られてるのもしれないなあと思いました

自らのパッションの源のみに従い、そして、本当の仲間と共に、少ないけれども、本当に喜んでくれる人たちのために、尽くす、そういう選択をされてるのかなあとも感じさせて頂きました

3、パッションの源のシンプル化

パッションの源は、大きく分けて、ポジティブネガティヴ、オープンクローズで、分類すると、大好き、利他、個性、成長と、あるといつもお話ししていますが

三国さんは、とにかくシンプルにシンプルにと言われているのは、自らのパッションの源も、相当シンプルに絞り込まれている、あるいは、1番実現したいパッションの源を大事にしようと、そんなことを思われているのかなあと思いました

それは、もしかすると、大好きパッションなのかもしれないなあと、これは本当に勝手ながら想像してしまいました

その上で、イノベーターズリップルを回して、少数精鋭の仲間と共に、大義としての8名のお客様に喜んでもらい、そしてそこからのフィードバックを直接頂く、そんなことを心からやりたいと、大好きパッションに基づいてされるのかなあと思いました

ということで、一言で言えば

どこまでシンプルにできるかノベーション

そんな生き方ができたら素敵だなと思いました

そんな話をしています^ ^

参考:情熱大陸 2025年11月02日(日) 放送 三國清三 シェフVol.1375 フレンチの巨匠 71歳の再出発!全て捨てて自分を超える…信念の一皿 https://www.mbs.jp/jounetsu/2025/11_02.shtml

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/RqzB8fzvrDE