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早稲田大学ビジネススクール教授の入山章枝さんの言葉に勉強になったとともに、とても考えさせられました

曰く

"繰り返しになるが、客観的で万人に理解される公正・公平は、この世に存在しない。

冒頭で述べたように、歴史上の賢人や哲学者が数千年かけて、まだ議論しているような問いなのだ。

経済学では、アローの不可能性定理が数学的に証明すらしてしまっている。

だからこそ重要なのは万人に受け入れられることではなく、「自分たちはこう信じる」という、強い主観・思想・哲学なのである"

ここから私は思いました

1、経営者のパッション

2、仲間への透明性

3、仕組みへの挑戦

1、経営者のパッション

ミッション、バリュー、ビジョンなどを創るお手伝いをしたこともありますが、その中で感じるのは、経営者の皆様の哲学があるかどうかが、とても大切なことだなあと思います

それは、オーナー社長か否かに関わらず、独善という意味でもなく、トップの哲学、私の言葉で言えば、パッションがどこにあるのか?と言うことが、最終的に魂が吹き込まれるかどうかにかかってると思います

入江さんが言われる「自分たちはこう信じる」というのは、まさに、そのリーダーに、どんな哲学、そしてパッションが乗っかってるのか、と言うことを^ ^んな見てるし、そして伝わるものだなあと思いました

2、仲間への透明性

公正公平に答えはないとしても、その仕組みの透明性があることは、最低限必要な気がしました

人事情報や、人事の仕組み情報は、とかくアンタッチャブルな印象があって、人事部はセキュリティで口が硬いし、上司もあまり教えてくれないしで、悶々とする、みたいなこともあるんじゃないかと思いました

あるあるですが、なんであの人が偉くなっているのか?みたいな話は、至る所で聞く話なので、この透明性を確保するってことが、本当に難しいのかもしれないなあとも思いました

でも、それが透明になっていれば、納得はしないかもしれないけれども、なるほどねくらいは思えるかなとも思いました

3、仕組みへの挑戦

この論説の中にあったサイボウズの、社内価値と市場価値を組み合わせた人事評価というのが、衝撃を受けました

それで感じるのは、公正公平を実現しようと挑戦している姿が、見えることなのかなと思いました

それは1の経営者のパッションがなせる技であり、かつその取り組みを透明性を持ってみんなで取り組んでいこうという姿勢であり、他にはないあくなき挑戦を、うちの社員向けにし続けるという、強いメッセージになるなあと、感動してしまいました

と言えことで一言で言えば

公正公平ノベーション

そんな話をしています^ ^

参考: 世界標準の経営理論 入山章栄 10回|組織公正理論 「不公平感」のメカニズムを知れば、従業員の意欲を高められる ダイヤモンドバーバードビジネス1月号