Vaundyさんの歌の魅力の秘密と人生哲学に触れた気がして感動しました
曰く
"「世界の秘密」っていう曲があるんですけど、その時あれが本当に今でも全てだなと思ってて
みんな悲しいことベースで生きてて、その中に笑いがあって、そのリズムが崩れて楽しく見える。
崩れた部分が気持ちいいんです。それが人生だって思ってるんで。
悲しいことベースで、僕にとってもの作りとか、発散すること、発散することが笑いだったりすることもあるんで
笑いでビートを崩していくのが、人生で僕はもう崩し続けたいって思ってるから
てか逆にそうしないと悲しいリズムが前に出てきちゃう。"
ここから私は思いました
1、悲しいことベース
2、崩しによる笑い
3、崩しの伝播
1、悲しいことベース
自分にとってVaundyさんの歌がとても共感する本質がわかった気がしました。「世界の秘密」を改めて聴かせて頂いて、そういうことを歌っていたのかと、さらに感動しました
自分が音楽をやっていた理由も、その時だけは自分自身に戻れるような、エスケイプ的な、癒しを与えてくれるようなそんな存在だったことを思い出します
社会的な動物な人間はどうしても孤立を恐れてしまうし、それでも最後は1人で逝かなければいけないことを考えると、どうしても悲しいことベースがどこかにあるというのは、私としてはとても腑に落ちます
そこにライブを観に行く、舞台を観に行く、映画を観に行く、お笑いを観にいく、物語を読むなどのエンタメがあって、普段の流れを崩してくれる
そこにエンタメの意味もあるのかもしれないなあと思いました
2、崩しによる笑い
崩しによる笑いは、太刀川さんの進化思考に繋げて考えると、普段は「適応」を一生懸命に生きているけれども、そればかりだと閉塞感が生まれてきて、
そこに、変異としての笑いによる崩しが入ることで、これまでと違う「進化」を、感じることができるということもあるかもしれないなあと思いました
そしてその「変異」は、これまでから何かを変えられるのかもしれないという、希望を届けてくれてるのかもしれないなあと思いました
3、崩しの伝播
Vaundyさんが、ライブで、「これまで叫んだことのない人が叫ぶとか」そんな崩しを仕掛けてくれることで、これまで崩しを経験したことのない人たちが、崩しの経験を経ることで
悲しみベースが当たり前だった日々の暮らしに、崩しという笑いを仕掛けることで、崩していいんだや、崩したら楽しいという希望が生まれてきて
さらには、自分自身を崩していくことの楽しさや面白さが伝わっていくと、きっとそれは、既存の枠組みを壊した新しいことを生み出していくような人たちを創り出すことにもつながり
それは、もしかしたら、Vaundyさんのようなイノベーターを、音楽に限らず、生み出すきっかけになっているのかもしれないなあ、とそんなことを思いました
一言で言えば
崩れた部分が気持ちいいノベーション
そんな話をしています^ ^
参考: TBS 日曜日の初耳学【Vaundy ✕林修◆情熱大陸と合体SP!】2025/12/14(日)https://www.mbs.jp/mimi/