Voundyさんが、様々な分野へ挑戦するパッションの源を教えて頂きました
曰く
"新しいものってやっぱ雑だったり、汚いとかなんか下手くそとか、そういうところからなんか新しいって俺は出ると思ってるんで。
全部別に自分の下手くそでダメなことでもいいから出してった方がいい。"
ここから私は思いました
1、Fast Fail
2、未完成が武器になる
3、観察者がいて初めて存在する
1、Fast Fail
イノベーション的にいうと、うまく行くかどうかわからないところから、前に進んでいく。そして、適宜、軌道修正をかけていくことで、実は早くゴールに辿り着く。それをFastFailと言われますが
Vaundyさんは、自らのパッションの源から出たことを、うまくいくいかないに関わらず、とにかく出していく、世に問うていく、ということをされているのだなあと感じました
菅田将暉さんのプロモビデオを最初の映像として、作られたそうですが、その時も、やったことなかったけど、やってみて、それをきっかけにざまざまなアーティストのMVを手がけるようになったとのこと
それは、パッションの源に乗っかってるなら、まずはやってみる、挑戦してみるということの大切さを教えて頂きました
2、未完成が武器になる
自分自身がやったことないことをやると、自分自身としても完璧にできないことがわかってるので、いわゆる雑や汚いということになる可能性が、なかなかに気になると思います
でも実はそこに価値が出てくる可能性があると、考えるのもとてもイノベーティブな考え方だなあと思いました
それは越境することで、全く違うものが混ざり合う可能性もあることだし、未完成であることこそが、これまでにない表現につながるという可能性も、確かにあるなあと思いました
ダビンチのモナリザや、利休の茶道の余白なんかもある意味、未完成であるからこそ、そこに想像が働いて楽しむことができる、そんなこともあるなあと思いました
3、観察者がいて初めて存在する
量子力学ではないですが、アートや音楽、エンタメもそこに見る人がいるからこそ、あるいは、観る人の解釈があって初めて存在するということが言えると思います
マルセルデュシャン曰く
「創造的行為はアーティストだけによって行われるものではない。鑑賞者がその作品を解読し解釈することで外部世界へと結びつけ、創造行為に自らの貢献を加えるのである。」
そういう意味で、自分だけでモノづくりをしていても結局はどこにも辿り着かないので、まずは人前に出してみて、そこからの観察者の解釈のフィードバックを受けながら、前に進んでいく
それがアートや表現の世界なのかもしれないと思いました
なので、下手くそでもいいから、とにかく出していくんだ、というVAUNDYさんには、覚悟と勇気を頂きました
でもそこにこそ、新しいイノベーションの種が生まれるのだということかと思いました
一言で言えば
新しいものは下手くそから生まれるノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:MBS 情熱大陸 Vol.1382 • 1383 2025年12月14日(日)・15日(月)放送分 マルチアーティスト Vaundy カッコイイと思って生きたことはない 躍動する25歳、モノづくりへの渇望一https://www.mbs.jp/jounetsu/2025/12_15.shtml