小説家の小川哲さんから、小説というクリエイティブの作り方の鍵を教えて頂きました
曰く
"「主張」や「設定」は後から考えるべきで、最初に考えるべきなのは「書いてみたいこと」や「考えてみたいこと」だと思う。
自分が小説という手段を通じて「書いてみたいこと」や「考えてみたいこと」は何なのかを考える。言い換えれば、大事なのは「答え」ではなく「問い」だ。
それ自体は陳腐で構わない。その時点で自信がなくてもいいと思う。小説の面白さは、執筆の過程でかならず生まれてくる。
創作をする上で気をつけなければならないのは、過程で生まれてきたディテールに宿る「面白さ」の種を逃さないことだ。"
"小説のアイデアに必要なのは、いわゆる発想力などではなく、偶然目の前に転がってきたアイデアをしっかりと摘みあげる能力なのではないか、と僕は考えている。"
ここから私は思いました
1、とにかく書き始めてみる
2、様々な問いが生まれてくる
3、偶然のアイデアを摘みあげる
1、とにかく書き始めてみる
小説などの物語は書いたことはないですが、実は全体像を設計した後に描き始めるものと思っていましたが、実は「考えてみたいこと」のような、ざっくりしたものがあって、そこからまずは、書き始めることがまずは大切ということなのかと思いました
実際、私自身も書籍を書こうと思ってあーだこーだ考えているよりも、まずは書き始めてみると、どんどん書きたいことが浮かんできた気がします。
とはいえ、新しい書籍については、相変わらずあーだこーだ考えしまっていたので、このお話は一歩を踏み出す上で、勇気を頂けました
もしかすると、これは小説に限らず、音楽や絵画など、さまざまなクリエイティブに関してもそうなのかもしれないなあと思いました
自分の場合は、とにかく始めることで、作業興奮を呼び起こしながらやらないと本当にやらないところもあるので、まずは行動、これがクリエイティブにも当てはまるのかもなあと思いました
2、様々な問いが生まれてくる
そのうち、行動していくことによって、様々な問いが生まれてきて、それについて、さまざまな考えを巡らすことができるようになってくるのかと思いました
アート思考は、ある意味、問いや違和感があって、それに対して、本当にそれで良いのでしたっけ?とか、こんな形だとなにが悪い?みたいな問題提起をすることが、真髄なのかと思います
イノベーションにおいても、Why notyetで、いまだにこんなことが続けられてるのは、なぜなんでしたっけ?ということが、真の課題への鍵になったりする意味では、行動することから生まれてる''問い"こそが、自分自身を後押してくれるドライブにもなるなあと思いました
3、偶然のアイデアを摘みあげる
行動するからこそ、問いが生まれてきて、そしてそこの試行錯誤を繰り返す中で、偶然のセレンディピティや、気づきに出会っていくということが、面白みかなあと思いました
曲作りの中などで、とにかくいろんなコードを弾きながら、適当に歌っているうちに、一瞬、すごくいいメロディがたまたま生まれてしまったようなこともよくありました。というか、ほとんどが、そんな形で生まれたものが、凄く面白いものになってたような気がします
アート世界でも、偶然性をあえてドローイングの中に入れ込んで、例えば、偶然の飛沫を利用するとか、最初に入れた筆のかすれを活かしたり、みたいな
試行錯誤してる中での、偶然のものを、以下地取り入れていくかが、自分自身を超えることにつながるのかもしれないと思いました
音楽のセッションなどをやってると、自分でも思いもよらないメロを歌ったりゴードにたどり着いたり、複数の仲間でやる面白さは、さらにその広がりにある気がしました
そんな偶然性を信じて、まずは、始めてみる、最初はつまらないかもそれないけれども、浮かんでくる問いを大切にして、そして偶然のセレンディピティを大切に拾っていく
クリエイティブやイノベーションは、そんな繰り返しなのかと思いました。そう考えると、とにかく、へっぽこでも、第一歩を踏み出すこと、これがいかに大切かと改めて思わせて頂きました
一言でいうと
偶然のアイデアをしっかりと摘みあげるノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 言語化するための小説思考 二〇二五年一一月一日発行 著者:小川哲 発行者 篠木和久 発行所 株式会社講談社