俵万智さんの「チョコレート革命」の短歌を改めて詠ませて頂き、俵さんの思いを聞いて、感動すると同時に、そこにイノベーションの構造そのものが埋め込まれていることに気づきました。
私は以下のように思いました
1、甘いけど苦い
2、革命だけど可愛い
3、アウフヘーベン
1、甘いけど苦い
俵万智さんが、チョコレートが甘さと苦さを併せ持つ存在である、と言われてる通り、チョコレートって、考えてみればとても矛盾を含んだ味わいだなあと思いました
相反する価値観、または、トレードオフを掛け合わせていくというのは、実はイノベーションの世界では常套手段で、一見かけ離れているからこそ、新しい価値を提案できると思います
それが、恋とのさらなる掛け言葉になってるところは、まるで異業種への価値の展開をしているように思えます
トレードオフの掛け合わせと、異業種への価値転換、この二点はまさにイノベーションそのものだと思います
2、革命だけど可愛い
また同じような構造がもう一つ含まれていて、それを、俵万智さんは、チョコレートという身近な存在に「革命」という強い言葉を掛け合わせることで、
日常の言葉遣いに対する違和感を表現した、と言われている通り
非常に強い言葉である革命という言葉に、そこにさらにチョコレートという、ある意味可愛いらしい全く異質の言葉を掛け合わせてるところは、まるで異種格闘技のような、イノベーションの形もここに合わせている気がしました
全く異質のものを掛け合わせるというのは、シュンペーターが言われたように、新たなアイディアは既存の組み合わせであり、離れてれば離れてるほどこれまでにないアイディアになる可能性もあるという、こちらも非常にイノベーション要素がたくさん入っていると思いました
3、アウフヘーベン
もう一つの観点として、ヘーゲルの弁証法におけるアウフヘーベンの要素も含まれているなあとも思いました。
互いに対立する価値観を各々を否定せずに、そして、新たな第三の価値を創発していると追う意味においては、「チョコレート革命」という言葉そのものが、新たなイメージやコンセプトを想起させるという意味で、アウフヘーベンだなあと思いました
ということで、短歌との世界に、イノベーション要素である
・トレードオフの掛け合わせ
・異業種への価値転換
・異質の掛け合わせ
・アウフヘーベン
これらを駆使されたという意味においても、短歌のイノベーションそのものであるといえるのではないか思いました
という思いを込めて
一言で言えば
チョコレート革命・ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考: NHK Eテレ東京 グレーテルのかまど 俵万智のチョコレート革命 2026/2/2 https://www.web.nhk/tv/an/kamado/pl/series-tep-VNWVWYKX3Q/ep/V2YJR4M945