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トムニクソンさんより、ピーター・カーニックさんの"ソース原理"を教えて頂き、衝撃をうけました

曰く

"クリエイティブな力がどこから来たとしても、私たちは誰にでも、この特別な力を自分の中から呼び覚ますポテンシャルがある。独創的な思想家のピーター・カーニックは、これを〈ソース〉と呼ぶ。"

"ソースたる人は、まだ存在しない未来を思い描き、それを現実化させる人間のすばらしい力(本書ではこの力を「創造力」と呼ぶ)を発揮する。'.

"まさに今この瞬間、充実して生き、存分に創造性を発揮している──そしてそれを楽しんでいる人なのだ。"

"誰のなかにも存在するソースを呼び起こし育んでいくことで、大胆なアイデアを思い描いて実現させることができる─それは一個人に留まるアイデアではなく、地球上の何十億もの生き物につながる人類として、世界全体が前進するために必要なアイデアだ。"

"ソースはビジョンのオーサーシップを部分的に他者と分かち合うこともできる。"

"サブソースは、イニシアチブ全体のソースの言いなりどころか、この役割は天職だと感じながら生き生きと活動するものだ。なぜなら、たんに自分の天職を誰かの大きなイニシアチブのなかに見出しただけだからだ。"

ここから私は思いました

1、ソースは充実の源 パッション

2、1人のソースが世界を前進させる 大義

3、ソースは分かち合える 仲間

1、ソースは充実の源

"ソース"は、特別な人だけにあるのではなく、誰の心の中にでもあり、それに気がつくこと、または、それを発動させることが、すべての新たな価値を創る活動の源である、ということかと、私なりに解釈しました

これは、わたしのいうところの、イノベーター3つのフレームにおける、パッション、仲間、大義の、最も重要な肝となる部分である、パッションから全ては始まるということに、とても符合していて、激しく共感しました

そしてその"ソース"は、決して名誉や金銭などではなく、自らの人生を充実させるものであるということを、認識することが大切だと思いました

自分の心が震えてしまうこと、なぜかワクワクすること、そういうことを、ある意味改めて思い出す、再認識することで、自分の中にある"ソース"を確認するということが大事だと思いました

パッションの源で言えば、縦軸にポジティブ・ネガティヴ、横軸にオープン・クローズを取った上で、大好きなこと、利他なこと、個性出したいこと、成長したいこと、各々に何があるのか、今忘れていたけれども、自分の人生を欠けるべきパッションがなんだったのかを探る、そんなことと、とても同じ気がしました

2、1人のソースが世界を前進させる 

そしてその"ソース"こそが、実は、自らの自己実現につながるだけではなく、世界を前進させている原動力なのだというお話にも、とても共感しました

これは先ほどの、イノベーター3つのフレームにおける3つ目の、大義、に当たるものかもしれないとも思いました

"ソース"自身は自分の中での、もしかしたら自己満足かもしれないけれども、それがどんどん外に開いていくことによって、誰もがワクワクする、誰もが喜んでくれることに昇華していく、それこそが、大義として、たくさんの人たちを仲間に連れてきてくれる

そして、本当に世界を変えるための原動力になる、そんなことを思いました

3、"ソース"は分かち合える

イノベーションプロジェクトをやるときに、パッションの源から、実現したい大義を、個人個人で考えてみるセッションをやるのですが

これをチームでやっていく場合に、得てしてあるのが、声の大きい人の意見に、決まっちゃう、または、時間内にできそうなことに飛びついちゃう、そんなことをよくみる気がします

今回の大きな学びとして、実は"ソース"は分かち合える、ということに、新たな気づきをいただきました。

つまり、自分自身が"ソース"とならなくとも、自分自身が他の人の"ソース"に共感して、自分だったら、さらにこんなことができると思う、とか、更にこんなふうになって欲しい、みたいな"サブソース"が、他の人の"ソース"によって引き起こされる

そんなことが理想的なチーミングにもつながるし、ある意味、VUCA的な組織へ向かう第一歩にもなりうるかもしれないなあと、そんなことを思いました

これはイノベーター3つのフレームにおける、実は、仲間をどう集めるのか?さらにどう拘っていくのか?ということに対するとても大きなヒントになると思いました

自分の"ソース"を諦めるわけではない、"サブソース"として新たなワクワクを得る、こんなことになれると良いチーミングで、良いソリューションへ向かえるのではないか、そんなことを思いました

この"ソース"の考えは、イノベーションだけではなく、音楽家やアーティスト、または何かを推進する役目の人には、非常に役に立つお話だなあと改めて思いました

一言で言うと

1人のソースから世界は前進するノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:本: すべては1人から始まる ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力  発行日 2022年10月26日  著者 トム・ニクソン  翻訳・監修 山田裕嗣.青野英明.嘉村賢州  発行所   英治出版株式会社

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/udgiIb9XQDA