楠木建さんの"ストーリーとしての競争戦略"に、震えました
曰く
"個別の違いが因果論理で縦横につながったとき、戦略は「動画」になります。ストーリーとしての競争戦略は、動画のレベルで他社との違いをつくろうという戦略思考です"
"この本のメッセージを一言でいえば、優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーだ、ということです"
私なりにまとめると
1、個別の違いが因果論理で繋がる
2、戦略は動画だ
3、優れた戦略は面白いストーリーだ
ここから私は思いました
1、思いもよらない繋がりを生む
→逆なぜなぜ分析
2、時間軸の変化を紡ぐ
→3D経営戦略
3、やる人も聞く人もワクワクがある
→パッションの源、大義に触れる
とても勉強になったこととして、これまでの経営戦略は静止画であるが、必要な戦略とは動画である、ということに痺れました
そして、動画であるためには、それらがさまざまななぜなぜ分析によって、因果が明確に形作られているということ
なぜこの戦略をこのタイミングでやるべきなのか?このタイミングでこれをやることによって何が起きるのか?さらにそれが起きた時にどうなって、そこでどんなアクションを起こすべきなのか?
これは、全て因果応報で繋がっていて、ある意味、今この戦略をとっている理由は、なぜなぜ分析を五回繰り返した先にその理由がある
というなぜなぜ分析の逆回転によって成り立つものかもしれないなと思いました
そのつながり方が、とにかく独創的で、まさかそれが繋がるとは?と言った時に、ストーリーとしての競争戦略が浮かび上がってくる、そんなことかと思いました
そしてその因果応報は、これまでの静止画の経営戦略に対して、3次元目の時間が加わった、いわゆる3D経営戦略といったものなのかと思いました
我々が生きている世界は3次元なわけですから、経営戦略も時間軸を入れたものとして3D化していくというのはとても腑に落ちました
さらには、3D経営戦略がいけてるか否かは、ワクワクがあるかないかできまる、ということも、めちゃくちゃ共感させて頂きました
最後は、その3D経営戦略を語る人に、パッションの源が乗っかっているか?ここが最後の砦になるということも、とても好きなお話でした
これまでの経営戦略は、紙の上に書かれた静止画である2D経営戦略にすぎなく
これからの経営戦略は、動画のように、時間と因果応報で紡がれる、3D経営戦略、ストーリーとしての経営戦略であるべきである
めちゃくちゃワクワクさせて頂きました
自分も、そんな3D経営戦略を紡いでいきたいなあと、そんなふうになれるようになりたいなあと、心から思わせて頂きました
3D経営戦略ノベーション
と勝手に呼ばせて頂きました
そんな話をしています^ ^
参考:本:ストーリーとしての競争戦略 発行日2010年5月6日 著者 楠木建 発行 東洋経済新報社