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"ホンダがなぜアメリカのバイク市場で成功したか"に衝撃を受けました

当時、米国は中大型しかなかったところに、小型のスーパーカブを投入して5年で2台に一台はホンダになったとのこと

この理由に当初は"・ホンダは経験曲線に基づくコストリーダーシップ戦略で、新しい市場(アメリカでの小型バイク)創造に成功"と分析されてましたが

その9年後にマッキンゼーのリチャードパスカルは"ホンダエフェクト"として

"ホンダに当初、明示的な戦略はなかった。ホンダの「戦略」は、失敗を積み重ねる中で創発的に生まれ出てきたものだ"

と発表し衝撃が走ったとのこと

ここから私は思いました

1、新たな市場創造は、市場分析を超える

2、過度な市場分析より、失敗の積み重ね

3、"後知恵バイアス"を意識

誰もが無理だと言われている市場に対して、何ヶ月もかけて市場分析をするよりも、まずはやってみよう!から始まるパッション

そこでうまくいかない前提からの、諦めない精神で何度も検証を繰り返す

実は、そうやって新しい市場を拓いた事例も、後から"後知恵バイアス"で、あたかも戦略的に最初から進めたように言われてる歴史もある

これは以前もお話しした以下の話も思いました

【"後知恵バイアス"がイノベーションの大きな障害になるという事を教えて頂きました】第737回

https://anchor.fm/u6b8bu9593-u5149u592au90ce/episodes/737-e22840i

そう考えると、もちろん、経営戦略や理論的に考えることも大事だし

加えて、パッションと仲間と大義を胸に、まずは、チャレンジしてみる、ということもやっぱり大事だなと思いました

そんな話をしています^ ^

参考: 書籍:経営戦略全史 50 Giants of Strategy 2013年4月15日 著者 三谷宏治 発行所 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン