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ハリーポッターの第7作『死の秘宝PART1』と第8作『死の秘宝PART2』の音楽を担当したフランス人のアレクサンドル・デスプラ曰く

"映画音楽はバランスによって成り立っています。創作(フィクション)と機能(ファンクション)の半分ずつでできたバランスです"

"機能の面では、アクションを支える正確さと効率が必要です"

"しかし、創作面が見るものの想像を掻き立て、体験を提供するのです"

ここから私はイノベーションにも同じことが言えるのではないかと、思いました

イノベーションにおける

1、ファンクション

→課題を解決するソリューション

2、フィクション

→更なる想像を掻き立て、大義を実現する

3、両方のバランスが大切

→機能だけではなく、夢だけでもない 

イノベーションには、ペインを見つけ出して、問いを立て、解決策を提示するという、機能(ファンクション)が必ず必要になりますが

一方で、まだ見ぬ世界観を実現するための創作(フィクション)を想像させ掻き立てるような大義があるからこそ

たくさんの仲間や資金が集まって一緒に歩んでくれようとするのかと思います

これは、機能が強すぎると、小さくまとまったモノになり、また逆に、創作が強すぎると眉唾になってしまうので、バランスが大切かと思いました

ハリーポッターの映画についても、頭の中で凄まじく創作されたものを、きちんと機能に落とし込んで詳細な実体化をしていく、ということも、同じように感じました

しかも、当初はそんなに大ヒットするとは、誰も思っていなかったということについても、本物のイノベーションは、そういうものなのかと、改めて気付かされました

そんな話をしています^ ^、

参考: ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター https://www.wbstudiotour.jp