田坂広志さん曰く
"「弁証法」の中には、いくつもの「法則」が語られていますが、その中に、最も役に立つ、一つの「法則」があります"
"物事が発展するとき、それは、直線的に発展するのではない。螺旋的に発展する"
ここから私は思いました
1、螺旋を回す
2、失敗は浮力
3、成功は重力
何度も同じ課題が議論されているとか、ずっと同じテーマが計画に載ってる、とか、そういえばこんな会話前もしたよね的な、デジャヴだ、と思うことがありませんかね?
これってある意味、緊急性が重要性を駆逐するとか、定期的に人が変わるとか、面倒くさいこととか、いろんな要因があると思いますが
それは実は、螺旋化することによって、発展のチャンスがあると、いうことかと思いました
つまり同じところを回さないために、一つは、浮力を与えることが必要ではないか、という発想です
その浮力の一つとなるのが、失敗、ではないかと思うのです
新しい事を始める時に、だってあれって前もってこうやって失敗したじゃん、ということがあるならば、それはめっちゃチャンスで
その失敗を踏まえて次はどうするのがいいか?のヒントが得られるし、もし、失敗してないのだとすると、まずは、失敗してみませんか?ということが、きっと螺旋の浮力につながるのではないか
逆に、そこに、成功体験があると、ああ、あれは、今はうまく行ってるんだから、触らないようにしよう、というサンクチュアリになる可能性があるし
次へのステップが遅れている可能性があるので、成功しているところは、螺旋が回っているかを確認する必要があると考えることもできるなと思いました
歴史は繰り返す、温故知新、流行は繰り返す、世の中にはいろんな螺旋が実は回っていますが
失敗の浮力と、成功の重力を、そこに加味して考えると、もっとたくさんの螺旋を作り出すことができるのでは?
そこにイノベーションの種が沢山埋もれている、そんな事を思いました
参考:書籍:使える 弁証法 電子版発行日 2014年4月1日 Ver. 1.0 著者 田坂広志 発行所 東洋経済新報社
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