逆転"差別化"イノベーション(847回)
芥川賞受章の市川沙央さんのハンチバック、衝撃と面白さで一気に読み切ってしまいました!
ここから私はこの凄さはどこにあるのかを考えてみました
1、自分だけにできることにこだわる
→一見、弱みや違いこそ逆転"差別化"の源泉
2、誰も言わないタブーへの挑戦
→ブレイクザバイアス
3、圧倒的なスキル
→エンターテイメント
筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側彎症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者の立場だからこそ、わかる事、書ける事に、徹底的に拘られられてるのかと感じました
このことは、イノベーション案件を立ち上げる際にも、とでも重要な点かと思いますが、ある意味、一見弱みと思われる事や違いがあることが、実は非常に強い"差別化"のポイントになるということを、改めて教えて頂いた気がします
また、なかなか人が触れたがらないこと、タブーと言われそうな事にまで、あえて切り込んでいくというところに、熱いチャレンジスピリッツを感じました
イノベーション観点で言うと、世の中のバイアスを発見して、それを壊す、ブレイクザバイアスを、する事で、ある意味、衝撃を受けるソリューションになる
ともすれば批判を浴びるかもしれないし、ともすれば破壊を促す可能性のあるところにこそ、イノベーションあり、ということを思い返させて頂きました
そして、根底には圧倒的なスキルがある!と言うことが、そこここに滲み出ていて、息もつかさずに読み切らせる、タブーへの切り込みも違和感なく読ませてくれる、エンタメとして成立させると言うところが
やはりそう言う人的スキルに基づいた上での、ブレイクザバイアスであり、差別化ソリューションからのイノベーションにつながるんだと言うことも
改めて思わせて頂きました
そんな話をしています^ ^
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/9ndvLGHX5ug
参考:書籍: ハンチバック 2023年6月20日発行 著者 市川沙央 発行所 株式会社文藝春秋