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スコット・バリー・カウフマンさんのハーバードビジネスレビューへの寄稿によると

クリスティーナ・フォンさん曰く

"ポジティブな感情とネガティブな感情を同時に経験する「感情的アンビバレンス」が創造性に与える影響を調べたことがある"

"通常は一緒に持つことのない複数の感情(たとえば興奮と落胆)を同時に経験することは、「その人が特異な環境下にいて、そこには(複数の概念間における)特異な関連性が存在するかもしれない」ことを示しているという"

"フォンの研究はまた、環境の特異性と感情的アンビバレンスが密接に関連していることを示唆している。そして「自分は通常とは違う環境にいる」と考えている社員は、創造的思考を高めるという"

ここから私は思いました

二つの相反することを感じられる環境、アンビバレンスな環境を創発することで、クリエイティティを高められるのかと

1、アンビバレンスな環境を創る

とんでもない遊びを取り入れる

2、アンビバレンスな感情を創る

意外な人を登用する

3、アンビバレンスな集団を狙う

新天地への任用された人々

仕事は遊びじゃないんだ!とよく怒られたものですが、何かを創造するためには、もっととんでもない遊びの要素をふんだんに入れた環境で仕事をするということも面白いということですね

以前、南米のあるインキュベーション施設に行ったときに、1階から2階まで行くのに、スパイダーマンのような蜘蛛の巣を伝って降りなきゃならない、みたいなとこもありました

こういう一見ふざけている、または非効率なことも、実はイノベーションの世界では、理にかなっているということもあるのだなと

またあえて不安定な感情面(期待と不安)を創るという観点でいくと、意外な人をイノベーション人材として登用する、というのもあるのかもしれないなと思いました

例えば、根っからの新しもの好きみたいな、いわゆる変人的な人を、イノベーションを好きにやらせるということが、これまではあったかと思いますが

これまではオペレーション系や、大きなビジネスをしっかりとやってきたキッチリカッチリ系の人を、「えー!私っすか?」的に任用しちゃうというのも

感情面を揺さぶるという意味では、大化けする可能性があるということも、あるのかなと。新たなイノベーター発現にもつながるかもなぁとも思いました

そして、大きなイノベーションのチャンスと言えるのは、例えばマネージャー任用されるかどうかという瀬戸際の人材群などは、不安と期待のまさに入り混じったエネルギー充電100%の人材群なので

そこへ向けてイノベーション施策をぶち込む、というのも、効果的なイノベーション創発手法としては、あり、なやり方なのだなぁと

そんなことを思いました

アンビバレンスな環境、感情、状態をどう創るか!?これが実はイノベーション創発の大きな鍵となるということを勉強させて頂きました

他にもやり方はありそうですよね

アイディアを出し合うのよいいかもしれませんね

さらに言えば、個人においても、あ、自分、アンビバってるな!って時は、イノベーション発動のチャンス到来!と、とらえて前向きになる、ってことにも使えるなぁ

そんな話をしています^ ^

参考: DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 創造性にあふれる人の中では、いくつかの感情が複雑に同居しているby  スコット・バリー・カウフマン 2015.11.25

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/3700?page=2