東京大学大学院教授の山本芳久さんによると、アリストテレスは以下のように倫理学をとらえていたとのこと
倫理学は
"大まかに真実の輪郭を示すことができればいい"
"例外的なことがあるからといって、それにとらわれることなく"
"バランスよく大抵の場合に当てはまると言う次元で、揺らぎのある人生をバランスよく捉えていこう"
ここから私は思いました
1、大きく捉えるという価値
2、具体と抽象の往復運動
3、ネガティヴケイパビリティ
魂は細部に宿る、ということで仔細を詰めていくことも、とても大きな価値だと思うのですが
逆に、大きく捉えることによって、新しい価値を出すこともできる、そんなことを教えて頂いた気がしました
複雑で捉えどころのないものを、大きく分けて考えてみるというのは、なかなかできそうでできないことでもあるかと思います
曖昧なものをざっくりと分析して方向づけをする
先日お話しした、内田和成さんの、3割の情報で意思決定をする、にも通じるかとも思いました
それは、具体的な事象の集まりを、抽象的な価値として、いかに表現できるかと言うことにも、つながる気がします
具体と抽象を繰り返すことによって、よりピッタリフィット感のある大きな括りに近づけていけるような気もします
そしてそれは、もしかすると、少し揺らぎの持たせた解なのかもしれないと、思うと
ジョンキースの、答えの出ないことを無理答えを出さないようにする、ネガティヴケイパビリティ
こういったことも必要となってくるなと思いました
複雑すぎて動けない時に
まずは、揺らぎのある中で、方向性を大きく決めてみる
ゆらぎノベーションは、とても大切な第一歩になるのかもしれない
そんなことを思いました^ ^
参考:NHK Eテレ東京 100分de名著 アリストテレス ニコマコス倫理学https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/119_nicoma/index.html
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