アトムの産みの親の天馬博士が、高性能ロボットのヘレナにいった言葉に泣きました
"ヘレナ、泣いてごらん
そんな時、人間は泣くんだ
そう、最初は真似事でもいい、そう
そうだ、素晴らしい
真似でもそのうち本物になる
私のように
本当に泣けるようになる
これが本物の涙だ"
ここから私は思いました
1、真似から全ては始まる
2、技能獲得のパラドックス
3、進化と適応のループ
ロボットが感情を持つドラマは、120%泣いてしまう私ですが、その感情をどう獲得するのか!に迫る描写に目から鱗が落ちました
真似から始めてみる、というのは、これは人間でも全く同じことかと思います。全ては真似から始まる
特に異種のものを真似することは、イノベーションが起きる特徴かともおもいます
そこからさらに思うのは、以前お話しした、伊藤亜沙さんの"技能獲得のパラドクス"によると
"体にはユルさがあるから、意識の裏をかいて、「思いがけずできちゃう」という可能性が開かれる"
だから、自転車なんて到底無理に思えるものが、ある日突然乗れるようになる
こういった一見論理的でないことが、いろんなところでも起きる可能性というのは、否定できないのではと
論理的にはロボットは悲しみの涙を流さないはずなのに、それを超えてくる時が来るのかもしれない
それがイノベーションというものなのかもしれないなと
論理的な限界を超えてくるものがあるかもしれない
それが、太刀川さんの進化論的思考の、進化と適応のループなんじゃないかと
思いもよらないエラーによって、これまでの常識的な適応が崩されていく
そんな可能性を常に信じていくことがイノベーターなのかもしれないなと
できないことは、できる人の真似をすることから全ては始まる
それが、限界を超える日が訪れる可能性を信じてもいいのかもしれない
例えばロボットやAIにもパッションや、感情が生まれるかもしれない
そんなことを思いました^ ^
参考: アニメPLUTO 浦沢直樹X手塚治 長崎尚志 プロデュース監修:手塚員協力:手塚プロダクションhttps://pluto-anime.com
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