Listen

Description

作家の高樹のぶ子さんの言葉に震えました

"短歌というのは改変しようがないんです

そのまま残っていくんです"

''でも物語っていうのは、時の為政者によってどんどん作り変えることが可能なんです"

"この素晴らしさ、うたは強いです"

ここから私は"うた"の持つイノベーティブな凄さについて思いました

1、時を超える

2、真実を伝える

3、非暴力の武器

こんなに身近にあって強力なツールなのかと、目から鱗が落ちる思いでした

本は過去の人の追体験という側面もあるので、何千年もの時を超えることが出来る素敵なツールだなと思ってましたが

短歌もその時代時代の空気や感情を、タイムカプセルのようにものすごく短いフレーズに、一瞬に封じ込めることが出来る

さらに、本や物語はその時々の為政者によって改変がされていくという運命を辿るものもあるなと

その点、短歌は、あまりにも文字数が少ないため、改変することが容易ではない、というところにも大きな価値があるんだなと気付かされました

さらにいうなら、その改ざん困難性と様々なレトリックを武器に、為政者への戦いを挑むことが出来る武器でもあるのだなあと

力や立場の弱いものでも、短歌をつかうことによって、異を唱えることが出来る

まるで、ロックやパンクのようなそんな存在でもあるのだということに、とても感銘しました

こんな凄いツールを使わない手はないなと

内村鑑三さんの、後世への最大遺物のひとつとして、短歌というものも、とても素敵なものだなあと

そんなことを思いました^ ^

参考:NHKEテレ東京 100分de名著 名著134「古今和歌集」 第4回  女の歌は強くないか?

2023年11月27日(月)午後10時25分~10時50分

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/fSLNjkG2A24