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お台場や丸の内で無料のバスを提供されている、日の丸自動車の富田浩安社長の企画力に目から鱗が落ちました

曰く

"デパートのエレベーターもエスカレーターも乗るのはただですよねと

そうすると、町というのはデパートが横に広がったようなものなのでね

そこへ無料のバスが走れたら、きっといろんな所にお客が来てくれるからね

皆さん(スポンサー)が出してもきっと(採算に)合うようになりますよ"

ここから私はこのイノベーションの要素について思いました

1、過去の成功モデルに縛られない

2、気づいてない現場の課題を見つけ出す

3、他種の成功モデルをシフトする

批判を恐れない

バスの運行という昔ながらのサービスに、新しいモデルを持ってくることは、本当に難しいことだと思います

成功モデルや、昔ながらの慣行や、同業者からの批判、そもそも本サービスへの需要はもうないのでは?などなど、越えるべきハードルはめちゃくちゃたくさんあるなと思いました

それに縛られず常識やバイアスを超える努力をするというところに、真のイノベーターの姿があるなと

そのためには、分かりきってるはずの市場の新しい課題を発見することから始まるのかと改めて思わせていただきました

限られた世界での移動が実はとても大変であるということ

ここに目をつけられたのも、山口周さんいうところの素晴らしいアジェンダシェイパーだなあと思いました

そしてこれはある意味、デパートと同じであるということ

縦長なのがデパートで横長なのが町であるという

業種を超えた、いわゆる異業種のビジネスモデルの別業態への転換、シフトなのだと

どちらが先なのからは分かりませんが、そのシフトの例えによって、スポンサーの皆様が膝を叩いたというところに、感動いたしました

大企業におけるイノベーションは、自らの持っている強みを他業種へシフトするのだ

とは良く言われるところではありますが

これは、逆に異業種でやられてるモデルを、シフトして自分の業種に持ってきた

という、ペスプラモデルに近いのかなと思いました

それにしても、縦の世界を横にしてみよう、とは、なかなか思いつかない逆転の発想だなと

そこには、この業界で、スカイバスなど、数々のイノベーションを起こしてきて、企画力が勝負なのであるという、富田社長のパッションそのものだなと

そんな事を思いました

昔ながらのサービスでもイノベーションは起こせる

新しい技術じゃなくともイノベーションは起きる

昔ながらノベーションだなと

そんな事を思いました^ ^

参考:カンブリア宮殿 202346日放送 客を魅了するバスツアー 常識を打ち破るエンタメ戦略https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/smp/backnumber/2023/0406/