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Description

日本全国の福祉施設に在籍する、主に知的障害のある方々が描いたアート作品を「商品」として変身させ、世に伝えるブランドのヘラルボニー

代表取締役社長の松田崇弥(まつだ・たかや)さんの言葉に考えさせられました

"でもほんとに表現ってそう言う意味だと、違うことを求められる場所じゃないですか?それってやっぱ素敵ですよね。

そのあなたの違いって何?って、なんだろ、一般社会の学校とかだと、違いがあることが結構逆に大変みたいに思われるけど

歌を歌うことも、何かを作ることも、逆に違うってことが価値になる世界だから、すごく、うん、面白いなあと思いますね"

ここから私は思いました

1、違うことが価値の進化の世界

2、同じことが価値の適応の世界

3、お互いを高速に循環させる

アートの世界だと、人と違うことこそが価値になる世界なので、ある意味、知的障害などの多様性のある方たちが、とても活躍できる世界があることを改めて教えて頂きました

もしかするとその世界は、太刀川さんの進化論的思考で考えると、進化側の世界ということができるかもしれないなと

逆に、ビジネスの世界などでは、人と同じことができるという価値が、ベースとしては必ず必要になっている世界なので

それは進化論的思考でいくと、どちらかというと適応型の方が多勢を占めることになるかと思いました

両効きの経営の世界では、進化と適応、両方必要というお話なので、少し前にはアートシンキングのようなことが、とても流行ったこともありましたが

そう考えると、人類存亡のためには、間違いなく両方が必要になることになり、実はお互いに支え合ってるという構造なのだなと、改めて認識しました。

松田さん曰く

"障害のある方々を支援するのではなく、むしろ私たちは “支援される”側なんですよ"

ヘラルボニーさんは、違うことが価値の世界が、同じことが価値の世界を、逆に支えるモデルを作ろうとしている

普通は逆のモデル(同じ価値の世界が違う価値の世界を支援するなど)ばかりが多いので、ここにとても感動しました

両方が両方を支え合い、さらに言えばそれを循環させる仕組みやビジネスモデルが、これからたくさん必要になってきてて

それによって、進化と適応をさらに高速に回すことができるようになってくる世界があるのかも

そんな世界を創る一躍を担えればいいなあと思う、2024年のお正月でした🎍

そんな話をしています^ ^

参考: IDEAS FOR GOOD ホームページ 障害のある方に“支援される”福祉実験ユニット、ヘラルボニーの創業者が語る「やさしさの哲学」5月 10, 2022

by Kimika

参考:NHKEテレ東京 no art, no life 朝までno art,no life(3)初回放送日: 2023年12月31日