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日本共創プラットフォーム(JPiX)代表取締役会長の冨山和彦からの言葉に、人間とAIのあり方について教えて頂きました

曰く

"AX時代において、意思決定プロセス上の最も重要な能力は、「プロンプト力」である。"

"つまり、「良いプロンプトが書ける人材」とは、「本質的な問いを定義できる人間」であり、経営であれば「経営の設計図を描ける人間」である。"

"本質的な問いにあらかじめ答えはない。AIは正解を知っているのでそれを効率的に引き出すためにプロンプトテクニックが必要だ、という発想自体が無意味になってくる。

むしろ本質的な問いに対する答えを創出するための対話の相手としてのAIの役割が重要になってくる。

本質的な問いはすなわち創造的な問いであり、人間として真に価値のあるAIの使い方は対話的になっていく。

実は相手がAIか人間かに関係ないのだが、問う力は対話する力でもあるのだ。"

ここから私は思いました

1、本質的な問いを立てる力

2、自らが意思決定を行う力

3、行動変容を自らが起こす力

1、本質的な問いを立てる力

ホワイトカラーの大部分がAIに置き換わるかもしれないという中で、どんなAIとの関係性がホワイトカラーに求められるのか?ということに、明確なお答えをいただいた気がしました

コンサルタントの山口周さんのアジェンダシェイパーのように、これからの時代においては、わかりきっている課題というものは対処されている中で、本質的な問いを立てることができる人が求められてくるというお話がありましたが

実はAI活用においても、その本質的な問いを立てる力が求められており、AIと対話することによって、その本質的な問いの内容をさらに高速に深めていくことができる人こそ、AI時代におけるアジェンダシェイパーなのかと思いました

そこには、単なるAIへの問いかけではなく、本質的な問いを仕立てるスキルとして、ロジカルシンキングとしての「なぜなのか?」、ラテラルシンキングとしての「そもそも?」、クリティカルシンキングとしての「本当に?」と言って問いのスキルが求められるということかとも思いました

それは、そこにAIが加わることで、圧倒的なスピードと深掘りが可能になる部分ということかと思いました

2、自らが意思決定を行う力

ロジカル、ラテラル、クリティカルのような様々な問いかけと対話をした上で、最終的な意思決定については、自らが行うということが、その次に大事になってくると思いました

そこには、経営学者の伊丹敬之さんが言われていた決断の構造"決断=発想+検証+跳躍"が必要になると考えると、発想の一部、検証については、仮説としてAIとの対話があるとしても

最後の跳躍については、自らのパッションの源と、そして自らの哲学に基づいて、跳ぶ決断をするか、ここは最後には、自らがやり抜く必要があるなと思いました

3、行動変容を自らが起こす力

AIとの対話は、あくまでも本質的な問いを深めていくためのものとして、そこから仮説としての自らのパッションと哲学による跳躍の判断をしたとしても

最後は、現場100回としての、現場現人現物の三現主義に基づく、現場との対話がもっとも検証として重要なところは変わらず

そしてそこから、考えのみならず、行動変容自体を起こすことができるかというのは、自らが主体となって動き始めるという、行動力に結び付かなければ意味がないと思いました

そしてその行動により、周りの環境変化も起こることで、さらなる現場現人現物との対話により、より行動が変容していく、そこについても、変わらずにある部分と思います

ということで

これからのAIと人との関わり方として、一言で言えば

本質的な問いの対話相手としてAIが重要になるノベーション

これが鍵になる、そんな風に思いました

参考:本: 日本経済AI成長戦略 2026年1月20日 発行 著者 冨山和彦 監修者 松尾豊  発行所 株式会社文藝春秋