愛の不時着は、分断と愛の重厚なストーリーと、それを感じさせないユーモアとコメディで、大傑作の韓国ドラマのミュージカル版に期待感高まっていましたが
その期待感をさらに上回る素晴らしさに感動至極でした。何よりも、新たに加わった曲と、韓国の俳優の皆様の歌が、素晴らしすぎて号泣しました
そして、愛の不時着の作者パク・ヘリムさんの言葉に、この物語のメッセージにイノベーターに必要な事についても、考えさせられました
曰く
"このストーリーの重要なモチーフは風です。
自分を揺るがす風だろうと、この風がどこに導くかわからないけれど、この風を恐れなければ、願い続けてきた運命が自分に不時着するというお話"
ここから私は思いました
1、自分を揺るがす風は吹く
→ニーチェの解釈論
2、その風を恐れないこと
→三木清の幸福論
3、願った運命が自分に不時着する
→セレンディピティが訪れる
パラグライダーで敵国に不時着するというところから物語は動き始めますが、そこでの主人公が、もちろん落ち込むのですが、それを跳ね返すパッションが一つの見どころかなと思います
それは、まるでニーチェの、"真実はない、あるのは解釈だけである"ということを、行動で示しているように思えました
どんな状況でも、それを自分のプラスに変えていこうとする主人公の生き様がとてもイノベーターだなと思いました
また、そのためには、そこからさまざまな挑戦をすることを恐れないというスピリッツがあることも、イノベーターには必要かと思います
それは、三木清さんの"人生のゴールは、成功ではない。幸福である''という言葉を思い起こします
何度挑戦して失敗しても何度も挑戦し続ける、そしてその失敗さえも美談にしてしまうという、失敗を恐れない姿勢も、心を打たれました
そしてそれを繰り返しているうちに、いつか、素敵なセレンディピティに出会い、幸運を拾うことができる
それはそこだけを聞くと綺麗事に聞こえるかもしれないけれども、その道のりやプロセスを知れば、自ずと、それを目指して転び続けてきたことがわかるかと思いました
普通に生活してても、良い風ばかりが吹くわけではなく、向かい風が吹くことはあるけれども、それをあたかも味方にしていくような生き方をする主人公に
改めて生き方を教えて頂いたような気がしました
そして、それは、自らが大いなる風邪に立ち向かうイノベーターにとっては、なおさら、勇気と背中を押して頂けることだなと思いました
Anyway the wind blows
昨日のQUEENの歌詞が、頭に浮かびました
Anyway the wind blows innovation
そんな話をしています^ ^
参考:ミュージカル愛の不時着 https://www.love-fujichaku.jp
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