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ハーバード・ビジネス・スクールの企業変革論の大家であらジョン・コッターさんは、著書『実行する組織』でDual OS経営を提唱されてます。

その内容について、名和高司さんより解説頂き、感動いたしました。

"①階層組織のあらゆるところに所属する優秀人財が、ネットワーク組織のメンバーを兼任していること  

② 階層組織とネットワーク組織が密に連携していること 

③ ネットワーク組織でインキュベートしたあとは、素早く階層組織に移植すること。  

両利きの経営がデジタル思考に陥っているのに対して、Dual OS経営はそれらをつなぎ合わせるシステム思考に進化しているのである"

ここから私は思いました

1、ゆらぎ、つなぎ、ずらし

2、つなぎがネットワーク組織

3、ネットワーク組織にイノベーター

両利きの経営の進化系としてのDual OS経営に、衝撃を受けました

そしてこれは、清水博さんの言われる生命の進化のプロセスとしての"ゆらぎ、つなぎ、ずらし"を見事に取り入れてる組織作りだなと思いました

その中でも、非常に重要な役目を持つのが"つなぎ"なんだなと思いました。私はこの繋ぎを、オープンイノベーション担当のような別組織が担当する手があると思ってたのですが

Dual OS経営では、それを、いわゆる縦としての階層組織と、横としてのネットワーク組織に、兼務者を置いてやるというところなのだなと思いました

マトリクス組織というものも思い浮かびまずが、私のイメージは、横のネットワーク組織は極めて担務が柔軟なのかなと

だから、たとえば横軸のネットワーク組織に、たとえばAiソリューションのような決めずに、縦組織の階層組織でキャッチしたゆらぎを、様々な方法で解消する役目なのなのだなと思いました

とはいえ、これを回すのはなかなか至難の業だなとも思いました。なぜならば、縦と横と両方の評価があるので、特に果たして横のネットワーク組織を頑張ることに、意味があるのか?と思われることもあるかもしれません

なので、私としては、この兼務者に、イノベーターをつけるべきではないかと思いました。つまり、イノベーター3つのフレームのようなマインドセットと3-40のスキルを身につけている人が担うと面白くなる気がしました

なぜなら、そういうイノベーション気質の人は、評価とかをあまり気にしないためです。このフレームで評価を気にし出したらおそらく、誰も横組織やらなくなるかもなあと思いました

それがイノベーターであれば、会社のリソースを使って自分のやりたいことができるとなれば、燃えることになるのではないかと

そんなことを思いました

参考:桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考 2023年6月23日 著者 名和高司 発行 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン