"本書を通じて、DXロードマップの各ステップが、ボトムアップ型組織の考え方にもとづいていることを見てきた。
共有ビションは上意下達でなく、下から上に向かって「カスケード」することで形成されるのた。
戦略的な問題と機会は、会社組織のあらゆるレベルで定義される。
デジタル新規事業はそれぞれの事業部門からスタートし、規模を拡大するためのリソースとガバナンスが与えられる。"
ここから私は思いました
1、ボトムアップを支援する組織
2、最強のボトムアップは個人のパッション
3、ボトムでの個人と会社のミッション掛け合わせ
DXロードマップの各ステップが、ボトムアップ型組織の考え方にもとづいている、ということに改めて気付かされました。
実は私がオープンイノベーションを始めたのも、草の根の活動から始めてました。知り合いのスペシャリストを集めてワーキングを始めて、いろんな意見交換から、社内ワーキングや、オープンイノベーションのアクティビティが生まれた気がします
その頃は何かにつけて海外も行ってたので、ビットコインというものが出てきてる、とか、さらにそれよりもそれを支えるブロックチェーンがやばいらしい、みたいなことを、察知しては社内でワーキングをやるみたいなことを思い出します
もちろん、経営者が英断をして方向を決めることは大切だと思いますが、触覚機能は現場にあるので、その触覚に感じたことを、何らかの新たな種と捉えて、少し育ててあげられる、そんなアクティビティや、組織構造が必要だなあと、改めて思いました
そして、ボトムアップを、もっと分解してみると、それは、個人のパッションの源に行き着くなとも思いました
それは、決してやらされ仕事の中からは出てこなくて、ブロックチェーンって一体なんだ?やばいやばい、みたいな、個人のパッションに火がついた状態になって、プロジェクト立ち上げたい、ということになるやなと思います
さらにいうなら、それはお前1人でやりゃいいじゃん、とならないためには、それが個人のパッションだけではなく、会社のミッションとの、掛け合わせたベン図の真ん中にあるものが、大切だと思いました
現場のあることが、個人のパッションを刺激し、それを会社のミッションと賭けあわせ技で、止まらないプロジェクトになり、それをむしろ推奨するような風土と制度が、DXを支える企業と言えるのではないか、そんなことを思いました
経営者はそんな動きがある事を認識して、アクティビティや組織として、拾い上げて育て上げることができるようにしておく、ということが大事なのかなと
一言で言うと
DXはボトムアップノベーション
そんな事を思いました^ ^
参考:本: THE DIGITAL TRANSFORMATION ROADMAP(デジタル・トランスフォーメーション・ロードマップ)絶え間なく変化する世界で成功するための新しいアプローチ2024年7月2日発行
著者ーデビッド・ロジャース 訳者-NTTデータ・コンサルティング・イニシアティブ 発行所一東洋経済新報社
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