DXからIXへノベーション(1191回)
東京大学未来ビジョン研究センター客員教授の西山圭太(にしやま・けいた)さんの提唱される、産業丸ごとの転換、「インダストリアル・トランスフォーメーション(IX)」への取り組み方に、勉強させて頂きました
曰く、3つの取り組みが必要とのことです
"1、課題から考える 解決策に囚われない"
"2、抽象化する 具体に囚われない"
"3、パターンを探す ルールや分野に囚われない"
ここから私は思いました
1、現場100回
2、真の課題からパターンを見つけ出す
3、ペストプラクティスとブレイクザバイアス
各企業のデジタルトランスフォーメーションを超えて、インダストリアル・トランスフォーメーションへ向かうべきと言う熱いメッセージに震えました
そしてそれを実現するための3つの方策についても、深く共感して勉強させて頂きました
"課題から考える"ことに関しては、とかく技術から入ってしまいそうなDX.IXに極めて重要なメッセージだと思いました
そのためには、現場100回がとても重要だと思います。これまでの産業や産業構造において、何故いまだに課題とされているのか?Why not yetこれをベテランの刑事のように現場100回靴底をすり減らしながら見ていく、それがとても大切なんじゃないか、そんなことを思いました
そして、"抽象化"することについては、現場100回で膨大に拾ってきた課題を、3シンキング(ロジカル、ラテラル、クリティカル)しながら、真の課題はなんなのかを、俯瞰して一言で抽象化して、論点または新の課題として言えるか?これがとても大切だと思いました
さらにそこから、"パターンを探す"と言うことについては、炙り出した真の課題を解決する手段として、例えば、他業態・業種、先進国や新興国、さまざまな違いのあるところで、果たして同じようなパターンの課題を解決してるケースがないか?これをペストプラクティス調査として見ていくこと
そして、もう一つは、これまで、当たり前だと思っていたバイアスを壊すことで、違うソリューションの可能性があるのではないか?例えば、ジレンマ、トリレンマ、クワトロレンマを、一気に解決する方向はないかと考える、ブレイクザバイアスもあるかと思いました
その手法の一例としては、ヘーゲルのアウフヘーベンのように、異なる対立する二つの事柄を、両方を否定せずに、第3の道を見つける、そんな方法も大切になるなと思いました
ということで、これからは、デジタルトランスフォーメーションから、インダストリアルトランスフォーメーションへ
IXは真の課題から抽象化しパターンを探すノベーション
DXからIXへノベーション
そんなことことを思いました
そんな話をしています
参考:本:DXの思考法 日本経済復活への最強戦略 2021年3月20日 発行 著 者 西山圭太 解説者 冨山和彦 発行所 株式会社文藝春秋
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/CqPlqytzAUg