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アダム・グラントさんより、"I Have a Dream"の歴史的演説を行ったマーティン・ルーサー・キング牧師の、その演説の秘密、に衝撃を頂きました

"演説をするために壇上へ向かっているときも、さらにはマイクに近づいているときですら、キング牧師は、演説を書き直していた。 

ゴスペル歌手のジャクソンがキング牧師に夢を語れとうながしたのは、演説がはじまって11分が経過したころだった。

キング牧師にジャクソンの声が聞こえていたのかどうかは定かではないが、「突然、そうしようと思った」とキング牧師はのちに語っている。"

"オリジナリティを大いに発揮する人は、大いに先延ばしもするが、まったく計画をしないわけではない。戦略的に先延ばしをし、さまざまな可能性を試し、改良することによって少しずつ進めていく。"

ここから私は思いました

1、先延ばし戦略

2、仲間との共鳴

3、準備×即興性

1、先延ばし戦略

"I Have a Dream"の演説が素晴らしいと感じるのは、キング牧師の心の底から出てきている声と、誰もが希望を持ちたい"大義"を語ったからだと、私は思います

どんなに推敲を重ねた原稿だったのだろうと勝手に考えていましたが、実は当日まで全然書いておらず、先延ばしにして、その朝に実は原稿ができたとのお話に驚愕でした

夏休みの宿題は、早くやっちゃいなさいとよく叱られたものですが、自分が納得できるまで最後の最後まで粘るグリッド、ネガティヴケイパビリティとして最後まで答えを追い求める力が、イノベーターなのかもしれないと思いました

2、"仲間"との共鳴

ジャクソンさんが言われた言葉が聞こえたのかどうかは、わかりませんが、こういった自分を応援してくれてる"仲間"がいるからこそ、共鳴が生まれて

もしかしたら、自分1人だけでは思いつかなかったかのようなフレーズができたのかもしれない、と思いました

それは、常日頃から、共鳴できる"仲間"を作っておくということがとても大切なのかと思いました。壁打ちさせてくれる仲間、深夜まで議論してくれる仲間、厳しいけれども応援してくれる、そんな人たちを日々意識して大切にしてるからこそ

"仲間"とのシンパシーのある言葉が生まれたのかもしれない、そんなことを思いました

3、準備×即興性

そして最大の驚きだったのが、あの有名なセリフはその場で思いついたことだったのか!ということです

音楽の世界では即興と言いますが、実は素敵な即興をするためには、事前の準備がめちゃくちゃ大切なことになります。

このコード進行で使えるスケールのパターンは?みたいな理論的なことから、自らの手癖や、それを瞬時にキャッチして出させるようにする練習など、果てしなく準備が必要な中で

そして本番当時の、メンバーの演奏、観客の反応、自分の体調、感情、最も大切なのは自分のパッション、全てが絡み合って、さらには、勇気を持ってこれまでにない即興に挑む。実はめちゃくちゃイノベータースピリッツの結果として即興が生まれてると思います。

それと同様のことが、キング牧師の演説には、起こっていたのではないか、そんなことを思いました。

奇跡のような即興音楽だったのではないか、そんな風に思いました

私も実は世界20都市のコンテストで、最初にお話しと東京音頭と歌おうと思ったのは、実はステージに立った時でした。

ということでまとめると、あの奇跡の演説は、ネガティヴケイパビリティとグリッドを使って最後の最後まで粘り強く考え、そしてこれまでの"仲間"との共鳴を通じて自分を超えたお話を、その場の雰囲気そして最後は、自らのパッションの源に従って、あの"I Have a Dream"が生まれたのかと感動してしまいました

一言で言うと

"I Have a Dream"ノプロビゼーション

当社の名前は、イノベーションとインプロビゼイションを掛け合わせて、イノプロビゼイション(即興革新)といってますので、乗っからせて頂きました^ ^

少しでも参考になりましたら、幸いです。

参考:本:ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 発行日 2016年6月22日  著 者 アダム・グラント  解説者 シェリル・サンドバーグ 監訳者 楠木 建

動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/_Yc0wmZFKUM