今から40年以上前の1978年、メキシコのフェミニストアーティストであるモニカ・メイヤーがメキシコ近代美術館で一見変わった展示を行いました。来場者に「女性としてこの町で嫌だと思うことはなんですか」と質問しその解答を小さな紙に記入してもらい、それらを物干しロープ(Clothesline)につるして展示したのです。やがて、質問事項は、女性の権利や性別に基づく暴力、ジェンダーに関わる差別などに関わるものが増えていき、ソーシャリーエンゲージドアートとしてメキシコだけでなく、世界中で実践されるようになりました。2019年には日本にも上陸し、特に「あいちトリエンナーレ2019」の展示は注目を集めました。
今回は、モニカ・メイヤーと協力し日本におけるThe Clotheslineプロジェクトの周知、実践に努める有志のグループOurClothesline with Mónica Mayerのメンバーの方々にお集まり頂きました。2019年に発足してからのこれまで、名古屋のフラワーデモ、「あいちトリエンナーレ」、上智大学グローバルコンサーン研究所、オンライン会場などでThe Clotheslineを行ってきた経験などについてお話頂きます。
Mónica MayerのHP: https://www.pintomiraya.com/
OurClothesline with Mónica Mayerについて
HP: https://www.ourclothesline.com/
Youtube: https://bit.ly/3sY4lGv
Twitter: https://twitter.com/OurClothesline