平井伸治さんは慶應義塾大学文学部史学科で民族学考古学を専攻しました。その後、メキシコのメトロポリタン自治大学で人類学の博士号を取得。博士論文が2010年にメキシコ科学アカデミーより社会科学部門最優秀博士論文として表彰されました。2009年からモンテレイ市にある社会人類学高等研究所東北部キャンパスの教授として活躍されてきて、2015年から2019年までは同研究所の所長を務めました。米国へのメキシコ人移民のテーマを長年研究しており、また、東北部日墨協会の副会長でもあり、日系メキシコ人のルーツをたどるプロジェクトに携わるなど様々な側面からメキシコと日本をつなぐ活動をしてきました。