メキシコにはスペイン語の他に68もの公用語が存在し、それらは今でも先住民社会で日常的に使われる重要な言語です。そのうちの一つがマヤ語であり現在でも85万人以上の話者がいます。今回は、マヤ語で執筆されるマヤ文学の日本語翻訳を手がけ、またマヤ文化、マヤ語研究に従事される吉田栄人先生をゲストにお迎えしています。
吉田栄人先生は、東北大学大学院国際文化研究の准教授でいらっしゃいます。ラテンアメリカ民族学、ユカタン・マヤ社会の祭礼や儀礼、伝統医療、言語、文学などを専門とされています。主な著書に「メキシコを知るための60章」、マヤ文学の翻訳書に、日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞したソル・ケー・モオの『穢れなき太陽』、また国書刊行会が出版するシリーズ「新しいマヤの文学」の全3冊等があります。
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