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メキシコでは、2021年10月時点、24つの州で同性同士の結婚が法律で認められています。これは、メキシコ全体の3分の2の州に及びます。これをもってメキシコはLGBT+フレンドリーな国と言えるのでしょうか、その現状、また司法や行政の取組みについて、高崎経済大学の上村淳志先生にお話頂きます。

上村先生は、一橋大学で文化人類学を専攻し、2005-2011年にかけてメキシコ北東部のヌエボ・レオン州モンテレイ市で通算2年に渡って現地調査をされ、現在までメキシコの同性カップルの権利保障や現代メキシコの性規範を考えるという形で研究を進められています。現在は、高崎経済大学経済学部などで非常勤講師を務め、メキシコのLGBT+について複数の論文を日本語で発表しています。また、文化人類学関連の英語書籍の日本語翻訳も熱心に進めており、2017年には共訳で『経済人類学』を刊行、また2021年9月にはコロンビアの民族誌『美女と野獣』を共訳で刊行。