エピソード97話に引き続き、メキシコ在住のヴァイオリニスト渡辺りえさんをゲストにお迎えします。音楽家としてのキャリア選択のプレッシャーや疲労から視力を一時的に失う経験をした渡辺さんは、当時暮らしていたカナダからメキシコのチアパス州へ移住する決断をされました。そこで、先住民族コミュニティの子どもたちに、自身のルーツや伝統音楽を引き継ぐ大切さを音楽を通じて教えていらっしゃいます。今回は具体的な活動についてお話を伺いました。
ゲスト・渡辺りえさん
4歳でヴァイリンを始め、高校生のころメキシコシティの弦楽器専門音楽学校アカデミア・ユリコ・クロヌマに留学し、黒沼ユリ子氏に師事しました。その後、アメリカと日本で学位を取得、移住先のカナダで演奏活動に従事しました。メキシコのマヤ民族の伝統音楽に魅せられて以降、チアパス州の村に移住し、チアパス科学芸術大学で教鞭を執りながら、先住民の村々に入り伝統音楽の保存・継承活動を行っています。
前編エピソード97話はこちら:https://bit.ly/3t4ad2I
渡辺りえさんに関する記事:
http://www.discovernikkei.org/ja/journal/2020/12/23/rie-watanabe/