Text by Miduho Morita(2021/02/14) Narration by Miho S. (2021/02/15)
●2021年2月13日の夜、11時ごろ、日本の東北地方(とうほくちほう)でおおきな地震(じしん)がありました。地震が起きたときに気をつけてほしいことを、紹介(しょうかい)します。
●地震の起きたところを震源地(しんげんち)といいます。この地震の震源地は、福島県(ふくしまけん)の海(うみ)の上(うえ)でした。
津波(つなみ)は起きませんでした。
専門家(せんもんか)は、この地震が2011年3月11日におこり、おおきな被害(ひがい)があった、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の余震(よしん)だと考えています。余震とは、おおきな地震の影響(えいきょう)で、そのあとにも地震がおきることです。
●今回の地震の被害(ひがい)で、東北新幹線が動かなくなりました。道路が通れなくなっているところもあります。
●気象庁(きしょうちょう)は「これから1週間程度(しゅうかんていど)は、最大震度(さいだいしんど)6強(きょう)程度(ていど)の地震(じしん)に注意(ちゅうい)をしてください」とみなさんに言っています。
とくに13日から1週間(しゅうかん)は、大きな地震や小さな地震が起きやすくなっています。
●震度(しんど)とは地震の揺(ゆ)れの大きさををあらわす日本語です。
0から7まであり、5と6はそれぞれ強い・弱いの2つに分かれて、全部(ぜんぶ)で10段階(だんかい)あります。震度6強は、6の強い方、6弱は弱い方です。
13日に一番強く揺れた福島県(ふくしまけん)と宮城県(みやぎけん)は、震度6強でした。
●寝(ね)る時には、ライトやスマホを近くにおくこと、すぐににげられるように、スリッパやくつをそばにおくこと、重いものが体の上に落ちてこないように気をつけましょう。
ものや家具(かぐ)が不安定(ふあんてい)になっているかもしれません。割(わ)れたガラスや食器(しょっき)を踏(ふ)んで、けがをすることがあるので、部屋ではスリッパをはくようにして、注意(ちゅうい)します。
●地震のあとに大雨(おおあめ)が降(ふ)ると、山(やま)が崩(くず)れる土砂災害(どしゃさいがい)が起こることもあります。
●危険(きけん)で家にいられない人は避難所(ひなんじょ)にいきます。避難所は新型コロナのための対策をしています。
お友だちや知っている人が無事(ぶじ)かどうか、連絡(れんらく)をとりあうことも、忘れないでくださいね。
【レファレンス(reference)】
・気象庁「令和3年2月13日23時08分頃の福島県沖の地震について」