Text by Takeshi Nemoto(2021/03/23) Narration by Miho.S(2021/03/24)
N1) 新型コロナウイルス感染症を予防(よぼう)するワクチンの接種(せっしゅ)が、日本で行われています。ワクチンを接種した後(あと)に悪(わる)い影響(えいきょう)が現れる場合(ばあい)があり、これは副反応(ふくはんのう)と呼ばれています。
N2) 日本で使われているファイザー社のワクチンの副反応は、注射(ちゅうしゃ)した部分の痛み、疲労(ひろう)、頭痛(ずつう)、筋肉(きんにく)・関節(かんせつ)の痛み(いたみ)、寒気(さむけ)、下痢(げり)、発熱(はつねつ)などです。こうした症状のほとんどは、接種した後、数日以内(すうじついない)にもとに戻ります。2日以上熱が続く場合や、症状(しょうじょう)が重い場合(ばあい)、他の症状が現れた場合は、病院に行きましょう。
N3) また、重いアレルギー症状(アナフィラキシーと言います)が起きる場合もまれにあります。米国では、ファイザー社のワクチンで、20万回に1回の割合でアナフィラキシーが起きました。このため、日本では、ワクチンを接種する会場で、アナフィラキシーにすぐに対応できるように備えています。もしも、ワクチン接種であなたの健康に悪い影響が残った場合は、市町村が医療費(いりょうひ)などを支払います。
N4) 人間の体には、一度ウイルスや細菌(さいきん)に感染すると、次にそのウイルスや細菌が体の中に入ってきても体を守れるように抵抗力(ていこうりょく)を作っておく仕組みがあります。こうして抵抗力ができることを「免疫(めんえき)ができる」と言います。
N5) ワクチン接種は、ウイルスや細菌に感染したのと似た状態にし、この仕組みを利用して抵抗力を作る方法です。ワクチンは害を少なくする工夫はされていますが、実際に感染した時に起こる症状と似た副反応は避けられません。副反応というデメリットに比べて、抵抗力がつけられるメリットの方が大きいと判断されて、ワクチンは使われています。
Source:
厚生労働省
「新型コロナワクチンについてのQ&A 安全性と副反応」