今回はNHK BS『栗山英樹 ザ・トップインタビュー 特別編 ドジャース・常勝軍団の秘密に迫る』を題材にしたお話です。
そこそこ強かったドジャースはさらに強くなることを目指してアンドリュー・フリードマン氏を編成トップに招聘します。
前職のタンパベイ・レイズのGM時代に、長期低迷するチームを地区優勝、ワイルドカードの常連に引き上げた手腕を買われたからです。
私たちはプロスポーツを見るとき、選手に注目しがちです。今回の番組は、フロント(経営と球団職員)に注目している点が新鮮です。
選手補強の成否がチーム力を上げることは間違いありません。氏は、選手を選ぶ際に着目しているのは(技術レベルは一定以上という前提で)「向上心」と「協調性」だと言います。企業組織に引用すれば、営業部門は花形であるプレイヤー。そのプレイヤーに「個人力の向上」と「組織力の向上」を求めていると言っていいでしょう。
そしてグラウンドでプレイしないが、花形選手たちを支える球団職員に対する、彼のマネジメント哲学も企業組織においてとても参考になります。
「リーダーは決定権というハンマーを無闇に振り下ろしてはいけない」
「知性とは『わからない』と言えることである」
自由に、活発に意見を言える、そしてわからないことをわからないと言える環境を作ることを彼は徹底しているのです。
それがワールドシリーズ連覇を成し遂げるチームの作り方だったのです。
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