1. その発音、全く違う単語に聞こえてます
まず、衝撃的な事実をお伝えします。口の中を狭くしたまま英語を話すと、母音の響きが弱くなり、全く違う単語として相手に伝わってしまうことがあります。
代表的な例を見てみましょう。
😱 恐怖の聞き間違い例
Hot(暑い)
喉が閉じていると… ➡ Hut(小屋) に聞こえる
Body(体)
喉が閉じていると… ➡ Buddy(相棒) に聞こえる
Top(トップ)
喉が閉じていると… ➡ Tap(蛇口) に聞こえる
「暑いね(It's hot)」と言ったつもりが、「小屋だね(It's a hut)」と聞こえてしまったら、会話が噛み合いませんよね。
喉を開くと、これらの単語が一発でクリアに通じるようになります。
2. 理想は「ケイト・ブランシェット」のような響き
クリアな英語の代表例として、女優の**Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット)**さんの話し方が非常に参考になります。
彼女の話し方を観察すると、以下のような特徴があります。
口先だけでなく、喉の奥から声が出ている
一語一語の母音が深く、豊かに響いている
"Nine" や "Hope" などの単語で、喉がしっかりと開いている
一方で、喉を閉じて話している英語は、口元があまり動かず、ガチッと固まった状態になります。すると、声がこもってしまい、「モゴモゴ」とした聞き取りにくい音になってしまうのです。
3. 「喉を開く」ってどういうこと?(メカニズム解説)
「喉を開く」と言われても、感覚がつかみにくいですよね。 ポイントは**「ソフトパレット(軟口蓋)」**にあります。
ソフトパレットとは?
口の中の天井部分(上顎)を、前歯の裏から奥へ舌でなぞっていくと、途中から柔らかくなる部分があります。そこがソフトパレットです。
あくびの感覚をつかもう
よく「あくびをする時の感覚」と言われますが、これはあくびをするとソフトパレットが上に持ち上がるからです。
ソフトパレットが上がると…
鼻へ抜ける空気がブロックされる
口の中の空間が広がり、深い共鳴(響き)が生まれる
これが、英語らしい太い声を作るための鍵です。逆に、ここが下がったままだと、鼻にかかったような平べったい音になってしまいます(m, n, ngなどの鼻音を除く)。
4. 今すぐできる!喉開きセルフチェック法
自分が喉を開けているかどうか、2つの方法で確認してみましょう。
✅ チェック法①:指を使う(おすすめ!)
感覚がつかめない方は、物理的に確認するのが一番です。
手をきれいに洗います。
親指を口に入れ、上顎の奥(ソフトパレット)にそっと触れます。
その状態で「あくび」をしてみてください。
親指で触れている部分が、グッと上に持ち上がる感覚があれば正解です!
✅ チェック法②:鏡を見る
鏡の前で大きく口を開けます。
喉の奥をのぞき込みます。
「のどちんこ(口蓋垂)」の全体がしっかり見えていますか?
舌の根元が盛り上がってのどちんこが見えない場合は、喉が閉じています。舌を下げ、喉の奥が見える状態を作るのが「喉が開いた」状態です。
5. 喉を開く発音エクササイズ(全10選)
それでは、実際に喉を開いたまま話す練習をしてみましょう。 練習のコツは、**「大げさにやること」**です。普段の日本語の倍くらい口の中を広げるイメージで行ってください。
Practice Phrases:
It's a very hot day today.
"Hot" は喉の奥から深く!
There were a lot of people.
"A lot of" は口先で「アロット」と言わず、喉を開いてつなげましょう。
Problem is solved.
"Pro" と "Sol" の母音でしっかり喉を開きます。
I'm not giving up.
"Not" を「ノット」と短く切らず、喉の奥で響かせます。
I got to stop moaning.
"Moaning" の "oa" は喉の奥で作る音です。
Can you keep a promise?
A lot of top artists are coming.
It's an honor to be here.
I'm calm and collected.
I want a bento box.