知らざぁ言って聞かせやしょう、ビオロッカらじお!!
この番組はラロッカが聞き手となり、古典芸能おたくのビオレに他ではなかなか聞けない古典芸能の楽しみ方を聴いちゃいます。
今回は歌舞伎『勧進帳』についていろいろ語ります。
歌舞伎十八番の内『勧進帳』
その1
~幕開きから最後の勤めまで~
※政治劇、本音と建前に裂かれる人間たちのドラマ!
※台詞は、以下のサイトを参考にいたしました。ありがとうございました!
とても勉強になるサイトです!
「歌舞伎見物のお供」
https://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/0ff6c3149459e2a5f9bf76c389514b1e
また、こちらも参考にしました。
http://www.st.rim.or.jp/~success/kanjincho_yositune.html
※写真はこちら!
http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/673
★最初の幕は緞帳。三色の「定式幕(じょうしきまく)」ではない。
★富樫左衛門と三人の番卒、太刀持ち、左から出、右に座る。名乗り。
安宅に新関設置の経緯が語られる。
義経らが「作り山伏」になっていること、平泉が目的地であることはすでに頼朝にバレている。
番卒「梟木(きょうぼく)に掛け並べ置きましてござる。」
山伏をとにかく通さないという"極限"状態。
【関は舞台中央】
★
長唄〽旅の衣は篠懸の、旅の衣は篠懸の、露けき袖や、しをるらん。」
三味線、入る。
長唄独吟〽時しも頃は如月の、如月の十日の夜」
太夫8人三味線8人(八丁八枚)の斉唱。
長唄〽月の都を立ち出でて」
「大小の寄せ」。高まる期待。観客「来るぞ来るぞ!!」。音楽の快楽。
長唄〽これやこの、行くも帰るも別れては、知るも知らぬも、逢坂の山隠す、霞ぞ春はゆかしける」
義経の出。
四天王、弁慶の出。
義経「いかに、弁慶…」
武闘派の三人、それをいさめる弁慶。
弁慶「やアれ、しばらァく。おん待ち候へ。」
義経「とにもかくにも、弁慶、よきにはからい候へ。」
★義経、弁慶一行舞台へ。
弁慶「いかに。これなる山伏の おん関をまかり通り候。」
番卒「なに、山伏の、この関に、かかりしとや。」
富樫「何と、山伏のおん通りあると申すか。心得てある。のうのう客僧たち、これは関にて候。」
弁慶、南都(奈良)東大寺建立の勧進(寄付)のための客僧だと自己紹介。
平家によって焼き討ちに遭った。
富樫、新関設置の経緯をもう一度宣言。
弁慶「委細、うけたまわり候。それは、作り山伏をこそ留めよとの、仰せなるべし。真の山伏を留めよとの、仰せにては、候まじ。」」
番卒「いや、昨日も山伏、三人まで斬ったる上は、たとえ真の山伏たりとも、容赦はならぬ。たって通らば、一命にも及ぶべし。」
弁慶「さて、その斬ったる山伏首は、判官殿か。」
富樫「ああら、むずかしや。問答無益。一人も通すこと、まかりならぬ。」
弁慶の機転。
弁慶「さらば最後の勤めをなし、尋常に誅せられうずるにて候。」
お経の内容は「山伏は即身即仏だから、殺した奴には罰が下るだろう」との宗教的脅迫。
ちょっとひるむ富樫たち。
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