知らざぁ言って聞かせやしょう、ビオロッカらじお!!
この番組はラロッカが聞き手となり、古典芸能おたくのビオレに他ではなかなか聞けない古典芸能の楽しみ方を聴いちゃいます。
今回は歌舞伎『勧進帳』についていろいろ語ります。
歌舞伎十八番の内『勧進帳』
その2
~勧進帳から山伏問答まで~
※台詞は、以下のサイトを参考にいたしました。ありがとうございました!
とても勉強になるサイトです!
「歌舞伎見物のお供」
https://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/0ff6c3149459e2a5f9bf76c389514b1e
また、こちらも参考にしました。
http://www.st.rim.or.jp/~success/kanjincho_yositune.html
※写真はこちら!
http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/673
★勧進帳
富樫は勧進帳を読めと弁慶に言う。有名な場面。
即興で文章をでっちあげて朗読する。
長唄〽もとより、勧進帳の、あらばこそ。笈の内より、往来の、巻物一巻取りいだし、勧進帳と名付けつつ、高らかにこそ、読み上げけれ。」
弁慶「それ、つらつら、惟(おも)ん見れば…」
巻物を覗きこもうとする富樫。
それに気付き、素早く巻物を隠す弁慶。足拍子。
両者のにらみ合い。
そして弁慶は勧進帳を読み上げる。
「不動の見得」。
しかし富樫の追求まだ終わらず…
★山伏問答
緊迫した台詞劇。
台詞の内容だけでなく(仏教用語のオンパレードなので、初見では理解不能)、台詞の言い方、息の使い方でも富樫と弁慶が戦う。
富樫「勧進帳、聴聞の上は、疑いは、あるべからず。○
さりながら、事のついでに、問い申さん。世に、仏徒の姿、さまざまあり。中にも山伏は、いかめしき姿にて、仏門修行は、いぶかしし。
これにも、いわれあるや いかに。」
山伏の恰好について由来を尋ねる富樫、脅しを加えながら難なく答える弁慶。
富樫「仏門にありながら帯せし太刀は、ただ、もの脅さん料なるや、まことに害せん料なるや。」
弁慶「これぞ、案山子の弓矢に似たれど、脅しに佩(は)くの料ならず。仏法、王法に害をなす、悪獣毒蛇は言うにおよばず。例わば、
人間なればとて、世をさまたげ、仏法王法に敵する悪徒は、一殺多生の理によって、ただちに、斬って捨つるべし。」
富樫「目にさえぎり、形あるものは斬り給うべきが、もし無形の陰鬼陽魔、仏法王法に障碍をなさば、何をもって斬り給うや。」
弁慶「無形の陰鬼、陽魔、亡霊は、九字真言を持って、これを切断せんに、何の難きことやあらむ。」
言外に色々なことを匂わす、いわば「政治劇」。
テンポアップ。距離を詰めていく二人。二人のあいだに関がある。
富樫「いで入る、息は。」
弁慶「阿吽(あうん)の、二字。」
富樫「そもそも、九字真言とはいかなる儀にや。ことのついでに問い申さん。ササ、何と、何と。」
弁慶「九字の大事は深秘にして、語り難きことなれども、疑念をはらさん、そのために説き聞かせ申すべし。
それ、九字真言と言っぱ、いわゆる臨兵闘者皆陣列在前の九字なり。……まだこの上にも、修験の道、疑いあらば、尋ねに応じ、答え申さん。が、その道、広大無量なり。肝に彫り付け、人にな語りそ。あなかしこあなかしこ。大日本の神祇、諸仏菩薩も照覧あれ。百拝稽首、かしこみかしこみ、つつしんで申すと云々、かくの通り。」
弁慶の「元禄見得」。
左足を踏み出し、右手を水平に後ろへ引く。
通行許可が下りる。
富樫の勧進。
山伏ら関を通るが……
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