# タイムスタンプ
(0:00) Intro: 映画「グリーンナイト」とジム・ロジャーズ
(8:04) パートナー銀行システムのコンプライアンスに問題視?
(33:40) アメリカでオープンバンキングの規制整備が進む
# 今回取り上げたトピックと参考資料
・パートナー銀行のコンプライアンスに問題視?
Fintechが登場して以降、パートナー銀行を利用してFintechが銀行商品を提供する形が一般化してきました。例えばAffirmは貯蓄口座をCross River Bankと提携して提供したり、ChimeはThe Bancorpと提携してデビットカードを提供しています。このパートナー銀行システムにより、Fintechに低コストで素早いプロダクト構築ができ、先行きが苦しかった銀行は新たなビジネスモデルを見つけることができました。
しかし2020年以降、パートナー銀行を無秩序に利用して良いのかと規制当局による疑問視が相次いで行われました。特に際立ったのはOCC(通貨監督庁)がBlue Ridge Bankというパートナー銀行がFintechとの提携に対してコンプライアンスの強化を命じたこと。当局がパートナー銀行システムに監視の目を向けていることは明確になりました。
規制強化はなぜ起こったのか、コンプライアンス対応コストが高まるとどうなるのか、現状と今後について議論しました。
カンザスの小さな銀行の話 - マネーフォワードFintech研究所ブログ
The Partner Bank Boom | Andreessen Horowitz
With Blue Ridge's OCC Agreement, BaaS 'Rumors' Spill Into Public View
Evolve's Problematic Partners: Bankruptcies, Regulatory Actions, Abrupt Shutdowns
・アメリカでオープンバンキングの規制整備が進む
Fintechの見本市であるMoney2020にて、CFPB長官がオープンバンキングに向けたルールの明確化を進めると発言し、同時に法案も公開されました。現在はレビュー段階であり、2024年までに法案の成立を目指しています。
イギリスやEU、アジアなどの規制当局が先んじて規制整備に動く中、大国アメリカはどのような規制デザインをしてきたのか。PA室の廣瀬明倫さんにゲスト出演いただき、このホットなトピックについて解説していただきました。
Director Chopra’s Prepared Remarks at Money 20/20 | Consumer Financial Protection Bureau
CFPB Kicks Off Personal Financial Data Rights Rulemaking
Small Business Advisory Review Panel for Required Rulemaking on Personal Financial Data Rights
# 話し手
瀧 俊雄
執行役員 CoPA(Chief of Public Affairs) 兼 Fintech研究所長
廣瀬 明倫
Public Affairs室 Officer
小林 豪
Public Affairs室