# タイムスタンプ
(0:00) Intro:瀧さんのインドネシア談
(3:38) クレカのネットワークをVisa/Mastarcardから国営のものに移行へ
(13:56) インドネシア政府のFintech政策
(22:04) インドネシアの決済事情
(31:08) インドネシアの著名Fintechサービス
# 今回取り上げたトピックと参考資料
・インドネシアのFintech事情 ~ 民間と政府で進む決済インフラの整備とFintech企業の隆盛
先週、インドネシアは国内の銀行に対し、今後発行するクレジットカードの決済ネットワークを政府のものに移行し、Visa/Mastarcardを段階的に廃止するよう指示しました。これは強制のものではないものの、これまでV/MAに独占されていた決済インフラの国内回帰という大きなテーマを持った動きです。
このように、インドネシアは政府や中央銀行が旗印となり、金融インフラが整備されてきました。2019年には「Indonesia Payment System 2025」と称して、2025年のFintech環境について、大きなプロジェクトを立ち上げています。
もちろん、民間でも数多くのFintech企業が活躍しています。スーパーアプリのGojekのGoPayや、インドネシアの財閥が開発し、シンガポールのスーパーアプリGrabが買収したOvoといったEウォレット、また、インドネシアの複雑な決済環境をまとめあげたXenditなど、有望な企業が登場しています。アメリカでは下火になりつつあるBNPLでも、AkulakuやKuredivoといった企業がこの市況の中で大きなファイナンスを行なっています。
欧米を取り上げることの多いこの番組ですが、インドネシアもそれらに負けず劣らず、Fintechがどんどん普及していることが分かる回になりました。
FIS/Worldpayの「World Payment Report」
# 話し手
瀧 俊雄
執行役員 CoPA(Chief of Public Affairs) 兼 Fintech研究所長
https://twitter.com/sutebuu
田中春利
Mekari, Corporate Strategy & Development, VP (MFから出向)
https://twitter.com/TanakaHarutoshi
小林 豪
Public Affairs室