# タイムスタンプ
(0:00) Sandyさんが参加したイベント「Finovate」について
(3:08) B2B決済プラットフォームのPlastiqが破産へ
(14:52) 大苦戦の米ネオバンク
(23:15) 英国の競争促進的な銀行制度
(33:09) 絶好調の英チャレンジャーバンク:Starling Bank, Monzo
(40:33) Fintechは巨大銀行を倒せない?
# 今回取り上げたトピックと参考資料
・B2B決済プラットフォームのPlastiqが破産へ
BPSPから市場に参入し、請求書管理や振込代行を手がけていたPlastiqが破産しました。
同社は2021年に一時約$1Bの評価額で資金調達を行なっていたユニコーンクラスのFintechで、去年8月にはSPAC上場を発表していましたが、その後資金繰りが上手くいかず、破産することとなりました。
Plastiqはなぜ破綻したか、から、SaaS+Fintechの登り方の違いや、そのほかのB2B Fintechの企業についても触れました。
Plastiq Files For Bankruptcy As Fintech Troubles Mount
・絶好調の英チャレンジャーバンク vs 大苦戦の米ネオバンク
米国でネオバンクの苦戦が浮き彫りになっています。コロナ以降の資金調達環境を背に、数多く立ち上がったネオバンクですが、その多くが苦戦しているようです。特に、ニッチな分野に特化したネオバンクは、事業閉鎖に追い込まれるほどの企業も増えています。比較的老舗かつ最大級の規模を誇るChimeも、コロナ禍で加速した成長が大きく減速しているとのことです。
一方で、イギリスのチャレンジャーバンクは気を吐いています。特にStarling Bankは、政策金利の上昇を背景とした金利収入の増加を味方につけ、前年比2倍近い売上と6倍近い税引前利益を叩き出し、Fintech業界を驚かせています。一方、Monzoも収益は2倍以上に増加し、また赤字ではあるものの、FY2023の最後の2ヶ月は月間黒字を達成したことで話題となりました。
今回は、そんな対照的なネオバンクとチャレンジャーバンク、また、Starling BankとMonzoの小さくも大きな違いを取り上げました。
Chime’s Slowdown Highlights Limits of Bank Disruptors
US LGBTQ+ neobank Daylight to close down - FinTech Futures
Annual Report 2023: Our year at a glance - Starling Bank
# 話し手
瀧 俊雄
執行役員 CoPA(Chief of Public Affairs) 兼 Fintech研究所長
https://twitter.com/sutebuu
Sandy Kimura
Money Forward USA, President
https://twitter.com/rakeemrakeem
小林 豪
Public Affairs室