# タイムスタンプ
(0:00) 雑談:北野武映画とエンタメ界の話
(11:00) 苦戦するBaaS企業たち
(20:38) BaaSのビジネスモデルは持続可能?鍵はバーティカルSaaSか
(26:46) BaaSに目を光らせる規制当局
(34:19) Thoma Bravoの衝撃ディール ~ NasdaqがAdenzaを$10.6Bで買収 ~
(36:31) 証券取引所ビジネスとは何か、日本とアメリカの違いは?
# 今回取り上げたトピックと参考資料
・苦戦するBaaS企業たち
2020年以降の好調な市況の中で資金調達をしてきたBaaS企業が苦戦を強いられています。
例えば、Fifth Third Bankが、企業が銀行口座やカードを顧客に提供できるようにするRize Moneyを買収、大手アクワイアラのFISがカード発行プラットフォームのBondを買収、著名BaaS企業のSynapseが20%の人員削減を行う、など、実際の動きが出始めています。
粗利の低いBaaSビジネスは持続可能なのか、ビジネスモデルの話と、規制当局やSaaSとの関連にも触れました。
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2023-06-09/pdf/2023-12340.pdf
Fifth Third Acquires Embedded Payment Platform Rize Money
Fintech Startup Synapse Lays Off Nearly 50% Of Full-Time Staff
FIS acquires banking-as-a-service startup Bond | TechCrunch
・Nasdaqが金融機関向けソフトウェアを買収、知られざる証券取引所ビジネスとは
証券取引所のNasdaqが、SaaS特化のPEファンドThoma Bravoから金融機関向けソフトウェアのAdenzaを買収しました。Adenzaの元となった2社をThoma Bravoは約$6Bで買収し、2年後に約$11Bで売却したという衝撃的なディールとなりました。
実はNasdaqは株式会社であり、売上を立てて上場もしているという不思議な存在です。今回は買収のニュースから派生し、Nasdaqが運営する証券取引所ビジネスがどのようなものか、NasdaqがAdenzaを買収したのはなぜか、など、あまり知られていない領域についても話しました。
Nasdaq deepens fintech push with $10.5 bln Adenza deal
株式市場間戦争―ナスダックの世界戦略と日本 | 大崎 貞和 |本 | 通販 | Amazon
# 話し手
瀧 俊雄
執行役員 CoPA(Chief of Public Affairs) 兼 Fintech研究所長
https://twitter.com/sutebuu
Sandy Kimura
Money Forward USA, President
https://twitter.com/rakeemrakeem
小林 豪
Public Affairs室