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# タイムスタンプ
(3:40) 11月に生まれた3社のFintechユニコーンをご紹介
(5:32) ①Enable: リベートマネジメントソフトウェア
(19:40) ②InCred: インドの消費者・企業向け融資
(25:32) ③Tabby: 中東最大のBNPL
(35:54) a16zのBig Indeas 2024 Fintech編を見る
# 今回取り上げたトピックと参考資料
・11月に生まれた3社のFintechユニコーンをご紹介
Techcrunchによると、11月に世界で生まれた9社のユニコーンのうち3社がFintech企業と、業界別で見ると最多だったそうです。上場Fintech株も好調を見せるなど、ポジティブなニュースが続いています。
1. Enable
シリーズDで$120Mの資金調達を行いユニコーン入りしたEnableは製造業者や小売企業が効率的にリベートマネジメントをできるようにするソフトウェアを提供しています。
特に販売チャネルパートナーなどに対しするインセンティブプログラムとして払い戻しや割引などを行なっている会社を対象に、リベートの請求・支払い管理、契約管理などを提供するプロダクトで、渋くはありますが確実に需要はあるであろう領域をソフトウェアの力で攻略しています。
Enable, a platform for managing B2B rebates, is now worth $1B | TechCrunch
2. InCred
InCredは、インドで消費者ローン、学生ローンなどを提供している会社です。インドのKKRの非銀行部門とスタートアップが合併したできた企業であり、6年間で1兆円を超える融資を行なってきたそうです。
InCred Finance raises ₹500 crore, turns unicorn | Mint
3. Tabby
Tabbyは主にサウジアラビアでBNPLを提供している企業で、中東・北アフリカ初のユニコーンとなりました。ユーザーは1,000万人を超え、英国でのIPOに向けて着々と成長しているとのことです。
Saudi-based Tabby achieves unicorn status with new funding round | Arab News
Here are the newly minted fintech unicorns | TechCrunch

・a16zのBig Ideas 2024 Fintech編を見る
大手VC a16zが毎年発表している、2024年に見るべきトレンドを解説した「Big Ideas 2024」。
その中で、Fintechに関するトレンドは以下の7つです。

金融サービスにおけるバイヤーとしての開発者の台頭
テクノロジーは地域銀行と地方銀行の競争力を高める
プロフェッショナル・サービスがソフトウェアでパワーアップ
LLMは新たな "Foundational Customer Unit "を獲得する
バンキングとトレーディングのための新しいツール 
AIがラテンアメリカの中小企業のデジタル化を後押しする
AIがROE向上の鍵になる

今回のエピソードは、この中から1と2を取り上げています。
Big Ideas in Tech for 2024 | Andreessen Horowitz
# 話し手
瀧 俊雄
執行役員 CoPA(Chief of Public Affairs) 兼 Fintech研究所長
⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/sutebuu⁠⁠⁠⁠
小林 豪
Public Affairs室
⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/GOU_0013